本田恭章
1 DEC 1983
28PL-68
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たまには一日中レコードを聴いて過ごすのも良い。あの頃、あれだけ聴きまくっていたのに気づかなかったことが、今になって客観的に理解できることもある。それはアーティストがその後どのような道を歩んで来たか、今現在どのような活動をしているかという知識を得ているから。結論を言うと、本田恭章という人は、真にロックの人であったということ。その片鱗を見せ始めたのが、セルフプロデュースを掲げたこのアルバムである。
シングルが収録されていないアルバムの中では、やはり「KEEP OUR FIRE BURNING」が際立っている。ANDY McCOYが提供したこの曲は、後にHANOI ROCKSがセルフカバーしたことでも有名でもある。ロックだよロック。ライブでは必ず演奏されていたし、今でも演奏されているようだ。他にも「Hey! GIRL!!」といった名曲が収録されている。全体的には、良くも悪くも80'年代といった感じの音が満載。
久しぶりに扱ってみて、改めてLPレコードって大きいなあと思った。ジャケットの迫力が違う。当然ながら、CDとはデザインの思考も違ったのだろう。このデザインは、今見ても古さを感じさせないかっこ良さがある。