football smile

the days turn into months and years

松本90

2014-09-24 | design

そしてまた松本です。

さて、現場はいよいよ小ホール改修の段取りに入っております。意匠的に最も重要となる、新しいロールバックチェアの張り地の検証を行いました。改修工事で難しいのは、どうしても既設のものと比較されてしまうということです。メインホールは黄色、小ホールは緑色というイメージが、市民に浸透しています。それが30年近く使われてきたホールとなれば、利用者の思い入れもハンパないわけです。

そこでメインホールの改修の時に言われた、オオヌキ前会長の言葉が蘇りました。「ホソダさんがデザインしたのだから、そこはおまえが考える必要ない」というわけで、既存と同系の緑色を選定すべく、関係者へプレゼンしました。既存より青味を強くして、メインホールと同じ織柄を入れるという地味な工夫をしています。大胆なイメージチェンジよりも、地味なマイナーチェンジが大切であると思っています。

というわけで、また来月来ます。 

コメント
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