「この度、元日本代表の永井雄一郎選手がザスパクサツ群馬へ加入することに決まりましたのでお知らせいたします。」ザスパクサツ群馬 OFFICIAL WEB SITE(写真も同サイトから)
もうあまり大きなニュースにはならないけど、永井の群馬加入が正式発表された。練習生としてキャンプに参加していたことは知っていたのだが、契約できて何よりである。本当に良かった。昨年、たまたま福岡で見た群馬は、しっかりした中盤を持つチームのように感じた。FWとしての存在感が活かせるのではないかと思う。少しでも長く現役を続けて欲しい。
カズが横浜FCへ加入した頃は、まだ大きな驚きがあったと思う。しかし、今や選手キャリアの選択肢として、J2というカテゴリーはすっかり定着したようだ。今シーズン、やはり元日本代表の鈴木隆行が練習生から千葉と契約に至ったし、稲本潤一はJ1クラブからのオファーを断って札幌に移籍した。
クラブの思惑はいろいろだろう。さすがに往年のプレーは期待できず、戦力としてどの程度見込めるのかは未知数である。リーダーシップであったり、若手の手本であったりとか言われているが、いちばんの理由は、知名度の高さによる客寄せというのが正直なところではないか。
一方、選手の想いはただひとつ。拾ってくれたクラブに感謝あるのみ。各々のコメントからは、チームのためにできることは何でもやる覚悟が伝わってくる。当然ながらサポーターからの反応は賛否両論。活躍できなければ風当たりは相当厳しいだろう。それでもやるしかない。そういう窮地に立った選手の言動は、やはり相応の価値あるものではないかと思う。
永井の背番号は年齢と同じ36となった。ちなみに、かつて永井が付けていた浦和の背番号9は、今シーズンも不在のままである。だからどうということではないんだけどね。