明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第34節
2017年12月2日(土)14:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(テレ玉)
浦和レッズ 0 - 1 横浜Fマリノス
興梠
高木 矢島 柏木 梅崎
青木
宇賀神 槙野 阿部 平川
西川
監督交代、アジアチャンピオン、良いことも悪いこともいろいろあった激動の2017シーズンも今日がリーグ最終戦。何があっても変わらず応援を続けるサポーターというのは、実に尊いものであると思う。社長は親会社から派遣され、監督は結果が出なければ解任され、選手は監督の戦術に合わせて選定される。応援するクラブを自ら選べるのはサポーターだけであるということを考えれば、最もクラブを愛しているのはサポーター以外にありえないのだ。
消化試合となった最終節とはいえ、堀監督の采配はあくまで緻密だ。選手を固定しないというポリシーは、相当強固なものである。ある意味、前任者の影響あるいは反動と言えるかも知れない。また、それだけシステムを信仰しているということか。個人の資質に頼ることなくチームを機能させたいという欲求の現れとも取れる。その意図は試合全体を通して表現されていたと思う。しかし今日の試合を客観的に評価すれば、チームとして機能していたのはFマリノスの方であった。
ズラタン
武藤 興梠 柏木
長澤 青木
宇賀神 槙野 阿部 平川
西川
浦和はあと一歩のところまで攻め込むが、フィニッシュの精度やアイデアが不足している。これではFマリノスの強固な守備を突破することができない。現状でシーズン序盤の攻撃力を再現することは難しいだろう。それではどのように点を取るか?その形を模索するのが、来シーズンに向けた課題である。能力の高い選手が揃っている中で、4-1-4-1あるいは4-2-3-1というシステムの併用が有効なのか?まずはクラブW杯でその布石を見てみたい。
最後に大逆転で初タイトルを手にした川崎フロンターレ優勝おめでとう!J2時代から魅力的なサッカーを構築してきた努力がようやく結実しましたね。浦和もそうだったけど、初優勝というのは本当に嬉しいものです。今後もタイトルを手にする機会があると思いますが、その感動は二度と味わえないので、じっくり噛み締めてください。本当におめでとう!