龍の尾亭<survivalではなくlive>版

いわきFCのファンです。
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20,000円する1600ページの本を裁断中。

2013年08月24日 07時31分11秒 | ガジェット
ScanSnap s1500を購入し、本の裁断と電子化を始めてから約1年になる。
購入本の裁断とiPadへの転送が日常的作業になって久しい。

当初は週末ごと、気合いを入れて既存蔵書を次々に

裁断→スキャン

していた。

が、1000冊弱ぐらいやったところで、全部の蔵書をやりきるのは

<かなりしんどい>

と気づきはじめた。

残りの人生を考えたとき、既に(再読も含めて)読み切れる量以上の書籍を抱えている。

だとすれば、優先順位をつけることが必要だ。

で、出た結論は、

<新刊書購入後直ちに裁断する>

だった。

これを律儀に続けていけば、

<もう蔵書スペースは一冊分たりとも増えない>

そして、直近の読みたい本についてはいつもiPadの中に入っている。

だがしかし、もちろん問題も多い。
昔買った読み物なんぞは、リセールバリューもないし、だいいち何を買ったかもおぼえていないわけで、これは裁断しようが捨てようが、電子化しようが正直、

<誤差の範囲内>

ともいえる。

だが新刊書となると、リセールバリューもあり、そして比較的高価な本となると裁断するにも勇気が要る。
そんなわけでなかなか裁断できない本もある。

今朝は、早起きしたついでに、1年間逡巡していた2万円1600ページ超の本をスキャンしはじめた。

『哲学原論 自然法および国家法の原理』トマス・ホッブズ

『国家・教会・自由-スピノザとホッブズの旧約テクスト解釈を巡る対抗』福岡安都子
の二冊。
文庫なら二冊買うという手もあるが(スピノザのテキストは複数買って1冊裁断にしてあります)、学術書は高いし、場所も取る。
そして、本フェティシズム的心情から、なんとなく裁断もためらわれる。

でも同時に、学術書は簡単には読み終わらないので、手元にほしくなるのも事実。

そして意外に

<テキスト検索ができるのはありがたい(笑)>

以前ここにも書いたが、『哲学原論~』は訳者注解(ホッブズ用語集のようなもの)が非常に便利。
ここだけ出版するぐらいでも実用性あり、と思う(売れないだろうけど)。

というわけで、ざっくりやっちゃいました。
なかなか裁断できなかった二冊をやっちまったので、後はスムーズに新刊書を裁断していけると思います。

バックアップは3重に取ってあるけれど、部屋に雷が落ちたら、と思うと、不安になる。

(一応容量無制限クラウドを契約して、そちらにも保存はしてあります。)


<あとはiPadminiの新型発売を待つのみ>

同じ環境で読めるのがいいもんねえ。
できれば128G。それだと裁断済み書籍1000冊単位が楽勝で全部取り込めるので。

そうしたら、もうあとはその中で隠居=老後が暮らせそうです(笑)。





東電広瀬社長の対談について(再掲)

2013年08月24日 06時12分05秒 | 大震災の中で
大前研一と東電広瀬社長の対談。


について書いたが、何の反応もない。
ちょっと不思議だ。
普段私のTweetやFacebookの投稿、このブログを読んでくださる方からは、大抵なんらかの反応がある。
スカイツリーの写真でも、『はだしのゲン』問題でも、汚染水流出でも。

哲学もどきの感想文は元々すぐに返事のあるベキモノでもない。

でもね、この大前研一と広瀬社長の一時間に及ぶ対談は、たとえくだらないとしても、あるいは重要すぎるとしても、何もリアクションがないのは端的に不思議なんです。

大前研一氏の声を聞いていられないのか?
広瀬社長のモゴモゴした謝罪を観ていられないのか?
観なくても分かり切っている、と感じるのか?
今更東電社長の言い訳YouTubeを1時間もかけて見るほどひまじゃない、のか?

あるいはあまりにも納得できるので同意すら必要じゃないのか?

これはどういうことなんだろう?
だってね、この腹話術的な二人=一人の擬似会話は、日本の謝罪表現史上特筆すべきへんてこりんさ、だと私は思うのです。

もう一度、オススメさせてください。

まさかリンクが切れてるとかいうオチはないよね?
20130824 06:09現在、飛べています(^_^;)