アラサー女子(奥様)に薦められて読んだら、これがなかなかいい味。
作者は会津若松出身らしく、帰省先とかに福島がちょくちょく出てきてそれにも親近感。
100年前のブラジル移民の話と、戦後の厳しい時代、そして震災後の今が、平均70代以上の老嬢たちと老マスターがいる店「 BAR OLD JACK&ROSE」でさりげなく響き合い、出会い直していく。
題名の「ジルバ」は、家族で移民したブラジルから帰ってきて、戦後の混乱期をダンサーとして息抜き、40代で自分たちの店を持った女性。
とっくに亡くなっていて、写真(もちろんマンガですが)でしか登場しない「ジルバ」が、100年の時を超えて人と人とを出会わせていくお話。
狂言回しは、40歳独身でスーパーに勤める笛吹新(うすいあらた)。
「人生の残高がマイナスのまま」
とうらぶれていく自分を感じているときに、件のバーのホステス募集(時給2000円)のチラシを見て、お年寄りたちが元気に営む不思議な「オババ」バーの新米として働くことになる……。
というオープニング。
エピソードの一つ一つに派手さはない。むしろ淡々と少しだけ暖かくなるお話が続いていく。
いい感じです。テンポがゆっくりなのが安心するなあ。
二巻目も買わなければ。しかしこのペースだと、ストーリーの大きな展開は望めないかも。それがまたいい味、かもしれませんね。
作者は会津若松出身らしく、帰省先とかに福島がちょくちょく出てきてそれにも親近感。
100年前のブラジル移民の話と、戦後の厳しい時代、そして震災後の今が、平均70代以上の老嬢たちと老マスターがいる店「 BAR OLD JACK&ROSE」でさりげなく響き合い、出会い直していく。
題名の「ジルバ」は、家族で移民したブラジルから帰ってきて、戦後の混乱期をダンサーとして息抜き、40代で自分たちの店を持った女性。
とっくに亡くなっていて、写真(もちろんマンガですが)でしか登場しない「ジルバ」が、100年の時を超えて人と人とを出会わせていくお話。
狂言回しは、40歳独身でスーパーに勤める笛吹新(うすいあらた)。
「人生の残高がマイナスのまま」
とうらぶれていく自分を感じているときに、件のバーのホステス募集(時給2000円)のチラシを見て、お年寄りたちが元気に営む不思議な「オババ」バーの新米として働くことになる……。
というオープニング。
エピソードの一つ一つに派手さはない。むしろ淡々と少しだけ暖かくなるお話が続いていく。
いい感じです。テンポがゆっくりなのが安心するなあ。
二巻目も買わなければ。しかしこのペースだと、ストーリーの大きな展開は望めないかも。それがまたいい味、かもしれませんね。