最初は
「屋根が開く軽自動車」
が目的で購入したイエローコペンだったのだが、実際に乗ってみると、そのハンドリングというかスポーツ性の魅力にやられてしまった。
もちろん二人乗りの軽量ターボ車だから、気持ちよく加速できる。
5速MT車で、回転もギアも中に選べるからスポーツ性は担保されていて楽しい。
たが何より、そして意外にも魅力的だったのは、FFスポーツの走りの感触だった。
なにせ重心が低くて車両が軽いから、曲がる時に余計な力がかからない。一般にFFだとフロントが重くなりがちだが、そんな風に前の重さに振り回される感じはなく、むしろハンドルを切ると前輪が向いたその方向にグイグイ曲がって行き、クルマ自体もそれに沿って回転していく感じがある、、と言えばいいだろうか。
力のある重いエンジンではおそらくこうはいかなかったのではないかな。
一度乗ってみてください。
かつてFFのフロントヘヴィなものをノンパワステで支えながらカーブを曲がっていったあの感触が、むしろ洗練された形で戻ってきた、とでも言えばいいだろうか。
23歳で初めて購入したマツダの初FF(5代目型式BD)のことを思い出させられた。
その後のFF車はメーカーを問わず、どんどん洗練されてFFのクセなど無くなっていく。
このコペンはFFスポーツ車としての味わいを(私個人には)思い出させてくれる1台になつたのである。
どうか一度この旧型コペン(L880K)に乗ってカーブをまがってみください。
マニュアルのFF車なんて乗れませんからねー😁
新型はもっと普通になってるのかな?
たまたまの出物がこの色のマニュアルだったことにも感謝。