風月庵だより

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2010-08-11 11:55:31 | Weblog
8月11日(水)晴【蝉】

今日も暑いです。皆さんお元気ですか。私もなんとか息をしています。

私の住んでいるところから環八雲がよく見えます。朝からそんな雲をボーっと眺めています。

家の中に蝉が入ってきました。虫を見ると目の色を変えて追いかけ回すルナの爪から、蝉を助けて鉢の土の上に置いておきました。もう死ぬ寸前かと思うほど弱っていますので、せめて土の上にと思いました。


ところが、2時間後に見ますと、海棠の茎に登っています。しがみつくように登っています。


1時間後も同じ場所のように見えます。


ところが土の上に置いてから6時間後には、こんな上にまで登っていました。用事で外出しましたが、帰ってきたらもういませんでした。飛び立っていったのです。儚い命と言われる蝉ですが、今頃は大木にしがみついて鳴いているかもしれません。

私たちも蝉のように、儚い命ですが、蝉のようにじっくりとできることをして生きようと励まされました。

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4 コメント

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Unknown (うさじい)
2010-08-12 07:51:00
私も先日、下の道路の石垣の上の草刈りをしているときに脱皮途中のセミを見つけました。

ただの変な色のごみにしか見えなかったのですが、気になってよく見てみると地中から這い出して脱皮を始めたばかりのセミ。

携帯で動画を撮ってみたものの、ピントがぼけていて使い物になりませんでした。

今年のお盆の準備は、協力者がたくさんいたためにいつもより楽にできので心身ともにらくです。13日の施餓鬼、14日の棚経とちょっと忙しくなります。
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赤とんぼ (無限清風)
2010-08-12 19:12:07
残暑 お見舞い申し上げます。
立秋(8/8)。ここ大井川河畔では 赤とんぼ が飛ぶようになりました。 そのことを話したら「あら、私の庭先では コオロギが鳴き始めたわよ。」自然の時間流れに驚きます。生死事大 無常迅速 各宜醒覚 慎勿放逸 でしょうか。久しぶりに坐ることにします。 そうでした。この間、眼藏の有時 目を通すと、軽く言ったのですが「こりゃ たまらん 難解過ぎて歯が立たん。質的に思量を越えている。聞いてはいましたが…。」
お彼岸までは暑い日々が続くでしょう 皆様どうぞおたいせつに…。 拝
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うさじいさんへ (風月)
2010-08-13 19:54:21
今日からお盆で、お忙しいことでしょう。私はお参りを減らしてもらいましたので、楽なはずなのですが、何もしないでバテています。

そうでした、一昨日と昨日は、お通夜とご葬儀の導師をつとめさせてもらったのでした。バテているはずですね。

息をしているだけで充分なこの夏、なんとか乗り切りましょう。
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無限清風さんへ (風月)
2010-08-13 20:01:05
「生死事大 無常迅速 各宜醒覚 慎勿放逸 」といいますが、自分の死はなかなか実感できず、放逸に過ごしてしまっています。

春になったかと思う間もなく、夏、猛暑猛暑と言っているうちに、秋です。残暑、残暑、と言っているうちに……すぐ冬ですよ。

『正法眼蔵』は難しいですね。宗祖が、もう少しなんとか解釈できる著述をお残し下さったらよかった、と、本当に思います。情けない仏弟子で恐れ入りますが。

どうぞお元気で。コメントや、お写真有り難うございました。
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