2月21日(水)曇り寒し【老老介護の行方 弱音】
目下介護で大変な皆様、いかがお過ごしですか。ちょっと目を離したすきにとんでもない状態になっていたりしていませんか。
こちらは、お寺の境内に外トイレをつくらねばならず、大工さんと打ち合わせをして中に戻ってきましたら、母の大(faeces)で大変なことになっていました。久々に一首できました。
百歳(ももとせ)を 越えにし母の きりのない トイレ介助に 魚の目痛し
あまり優雅な歌ではありませんが。以前はよく和歌を詠ったりして、昔は朝日花壇にもときどき選んでいただいたりもしましたが、出家してからはあまり和歌を詠む心境ではなかったようです。その代わりといってはなんですが、道元禅師様の和歌の研究は論文も発表しましたし、解説も本に載せていただいたりしています。
なぜ魚の目が痛いかと言いますと、夜となく昼となくトイレ介助のたびに、ポータブルトイレの中を洗浄するためにトイレと洗面所の往復をするためなのです。説明すると余計に無粋になるかもしれませんね。
それにしても、あまりに無粋な五七五七七で失礼しました。とにかく仕方ない、やるしかありません。住職をやめるわけにもいきませんし、今のところ、介護をやめるわけにもいきません。それでもこうしてブログを書ける暇がありますから、良しといたしましょう。施設に預けるのは、可哀想かと思う気持ちもありますが、私が倒れるわけにはいきませんので、今申し込んでいます南向きの明るい施設に空きができましたら、預かってもらおうと思っています。
介護中の皆さん、自分自身の体調もお気を付けくださいませね。