9月7日(月)雨【税務署の教え】
皆さん、ご無沙汰していました。このところ大変な忙しさで、ブログを書く余裕が全くありませんでした。
夏の間はお施食会がありますので、組寺の随喜にあがったり、その上先月の31日と今月1日に税務署の方がいらっしゃいましたので、大変でした。なにが大変かといいますと、収支決算書という書類を作成しましたので、素人ですので、それが大変でした。税理士さんをお願いできれば楽なのですが、私の預かっていますお寺は檀家さんが少ないですから、すこしでも経費を削減して、お寺の修理や経費を貯めたいと思っています。
本堂の屋根替えもしなくてはなりませんし、諸々お寺のためにやりたい事業があります。
それで、税務署の方にもいろいろと質問をさせていただき教えていただきました。税務署員の方は親切でしたし、書類の不備なところや、申告すべきなのに抜けているところの指摘もしてもらいました。
住職となって三年目ですが、早い段階で税務署の方が入ってくれましたので、今後の税務処理についても、大変に参考になりました。一番よかったのは、草取りなどしてもらって、日当を払った場合は、税率表は乙表を見なくてはなりませんでした。甲乙丙の税率の丙で計算してしまっていました。
お寺は税金を払わないと思っている人が多いかもしれませんが、住職はお寺から報酬(給料)を頂きますので、その源泉税を払っています。またなにか収益がありますとそれに対しての法人税がかかります。
このお寺はお布施の収入しかありませんので、法人税の対象になる収入はありませんが、もしある場合はお寺も法人税を払うことになります。
もし皆さんが「坊主丸儲け」という誤った言葉をご存知でしたら、これは再度申し上げますが、この言葉は間違いです。お寺に頂戴したお布施はすべて、お寺の収入であって、住職個人の収入ではありません。これを間違いますと、税務署はきちんと調べまして、お塔婆の購入した数と、檀家さんにお渡しした数を調べたりもいたします。これがあまりにおかしいと指摘されたり致します。他のお寺にお手伝いに行って頂戴した金子もきちんとお寺の会計に計上しなくてはなりません。お車代やお食事代もお寺の会計に計上しなくてはなりません。
私は、全てお寺の収入として入れておきましたので、問題はありませんでした。
「水清ければ魚棲まず」ということを言う方がいましたが、金銭的なことはできる限りきちんとしておいたほうが、生きやすいです。
でも住職は出さなくてはならない場面が多いので、本当は収入が多いと有難いと内心は思っています。私は本当はケチなのですが、出さねばならないことが多いので、やむを得ず出すことも多いです。それで痩せているのかもしれません。
話はかわりますが、本日体重を量りましたら、なんと30、5キロでした。心労がいろいろとありますので、やむを得ないのかもしれませんが、もう少し太りたいですね。
とにかく、税務署の方の訪問と指導を受けまして、忙しい上に忙しい日々でしたので、ご無沙汰してしまいましたこと、お許しください。御訪問くださいました皆様にお詫びいたします。これからは少し涼しくなることでしょう。この世の日々をお互いに楽しくいきたいものですね。御健闘を祈っています。
(こんな夕焼けが待ち遠しいですね)