7月1日(金)晴【『中国禅僧祖史伝』】
この度、『中国禅僧祖史伝』という本を、曹洞宗宗務庁出版部より出版して頂きました。20数人の中国の禅僧の出生から示寂までを、幾つかの史伝を参考にしてまとめました。
私としては、禅の教えとはどういうものであるのか、なんとか理解したい(この理解という言葉にも、禅をご自分のものになさっている方々からは、批判されるかもしれない)と願って、この本をまとめさせて頂きました。ですから、禅を学ぶ未熟な初心者が、なんとか、ここまで書きました、という段階ではありますが、ご一読頂けますと有り難いです。
内容につきましては、「あれこれ随想記」でぜんさんが解説をお書きくださっていますので、恐縮ですが、そちらにご訪問くださいませ。
http://blog.goo.ne.jp/zen-en/e/4422967e7d96865febc199c301f447b5
目次だけ紹介させて頂きます。
目次
第一話 祖師の西来 菩提達磨、太祖慧可
第二話 薪売りの禅僧 六祖慧能
第三話 受け継がれた南宗禅 青原行思、石頭希遷
第四話 不染汚の修行 南岳懐譲、馬祖道一
第五話 非思量、牛小屋の坐禅 薬山惟儼
第六話 是れ什麼 百丈懐海
第七話 真金鋪の弟子たち 雲巌曇晟、道吾円智、華亭徳誠
第八話 随流去 大梅法常
第九話 異類の中を行く 南泉普願
第十話 百二十歳の禅僧 趙州従諗
第十一話 大潙山の神通 潙山霊祐、仰山慧寂、香厳智閑、劉鉄磨
第十二話 川を渡るとき悟る 洞山良价
第十三話 随処に主と作れ 臨済義玄
第十四話 受け継いだ仏向上 雲居道膺
第十五話 鼇山鎮にひたすら坐禅 雪峰義存
第十六話 一日粥一杯の修行 芙蓉道楷
第十七話 宏智頌古百則 宏智正覚
第十八話 名利を棄てて仏祖の行持 天童如浄
★この本のご購入をお望みの方は、一般書店にはありませんので、下記にお申し込みください。(一冊 六百円です)
曹洞宗ブックセンター:0120-498-971(送料が400円かかるそうですが、恐縮ながら千円の本代と思ってお許しください。)
直接、曹洞宗宗務庁出版部頒布課(港区芝公園2-5-2)03-3454-5418においで頂ければ、送料がかかりません。
★恐縮ですが、8月中旬までブログを休ませて頂きます。仕事がつまってきまして、いよいよ時間がなくなりました。子どもの頃、夏休みが終わるのに、宿題ができていないので、焦っていた日々を思い出している私です。
★なんといっても心配なのは、福島原発のことです。各電力会社の株主総会で、原発存続になってしまっているようですが、株主一人一人、福島の経験をなさったらどうなのでしょう。避難をしなくてはならない身になったらどうなのでしょう。放射能汚染を受けなくてはならない身になったらどうなのでしょう。家畜を見捨てなくてはならない身になったらどうなのでしょう。家族の猫や犬を見捨てなくてはならない身になったらどうなのでしょう。自殺に追いやられる身になったらどうなのでしょう。
広瀬さんも、未来の子どもたちのために、原発を廃止するまで死ねないと言っていました。
★この暑さ、被災地の皆さんは、どうしているでしょう。被災地の皆さん、どうか、お体お気をつけてください。なにもできないで申し訳ありません。
★皆さん、どうぞ熱中症や食中毒などに、どうぞお気をつけて、この夏を乗り越えてください。 乗り越えましょう。