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令和五年度の高祖大師御征忌(こうそだいしごしょうき)で、福井の永平寺に随喜(ずいき)させていただきました。
9月27日(水)晴れ【遺影準備のおススメ】
また暑くなりました。
さて、昨日は檀家さんの四十九日忌で納骨がありました。お帰りになった方の遺影についてちょっと話してみたいと思います。
享年は87歳でしたが、遺影は、お聞きしましたところ、五十代でばりばり仕事をなさっていたころのご本人が一番気に入っていたお写真だそうです。
働き盛りの頃の、とても素敵なお写真です。
そこで私は、十年間心をこめて看病しつくしてくださった奥様に言いました、「〇〇さんも、同じころのお写真を探しておいてください、気に入っているのがよいですよ」と。
誰にでも必ずあることですが、このようなことを言わせていただけるのは、僧侶という立場だから、言われた方も抵抗なく受け入れてくださると思います。
遺影は、人それぞれですが、ご本人が一番気に入っているのが一番のように思います。
ご本人の依頼が無ければ、次はご遺族が気に入っているお写真がよいでしょう。
お亡くなりの頃の写真でなくてもよいと思います。
因みに今日は103歳で帰元の母の月命日ですが、ご葬儀の時は、そのころの写真にしましたが、後から仏壇に飾る写真を、母が満90歳の時、フランスオルレアンに10日間旅行に連れて行った時のニコニコと笑っている写真に取り替えました。
それもあり、だと思います。因みに2006年の9月25日の写真です。実は何時であったか、パスポートを探したりしましたが、分からないので、このブログに記事を書いていたことを思い出して、調べたのです。
皆様も、どうぞ、ご葬儀の折の遺影を、ご準備しておいてはいかがでしょうか。普通サイズでよいのです。大きく伸ばすのは、ご葬儀の折、葬儀屋さんがしてくれます。
(今朝、紫陽花が一輪咲いていました。狂い咲きでしょうか。母の遺影に飾らせてもらいました。)
9月10日(日)晴れ【二度と遭いたくない苦しみの解消法】
昨日、ユーチューブを見ていましたら、「二度と遭いたくない苦しみの解消法」を、国際ブレインアップデート協会の会長田仲真治先生が公開セッションをしていました。
私も二度と遭いたくないことはあります。
私の場合は、そのお陰で今があると、しみじみとギフトとして受け取れているので、苦しみではないけれども、二度とあのような目には遭いたくない、とは思っています。
それは泥棒の濡れ衣を着せられたことです。私を追い出したいと思っていた人が、実際におきた泥棒事件の犯人に仕立て上げた、という事件でした。
そのお陰で、私は、その人たちの居た空間から解き放たれていますので、いろいろな学びやその後の試練も切り抜けて、而今があります。本当にお陰様です。
しかし、田仲真治先生流になりますと、「もう二度とあのような目には遭いたくない」と回避するのではなく、真逆です。
なるほど、と納得しました。
そのユーチューブを添付しましたので、もし「二度とあのような目にあいたくない」という思いの有る方、また鬱病などの傾向の有る方にも、参考になると思いますので、ご覧ください。
https://youtu.be/0gIXm8cphlY
2023年9月8日(台風の雨)【米原 伊吹山 MBF 青岸寺】
4日に米原に行きましたが、その折のスマホで撮った写真をいかにしてパソコンに移すか、試行錯誤して、なんとかできたのですが、一枚一枚の写真の移動方法が違って、またできるかどうかわかりません。一番良かったと思うのは、自分のメールの添付ファイルに送れた一枚なのですが、次の写真もそうしようと思いましたが、次の写真はそれができませんでした。
苦心の写真添付付きの米原のご紹介です。駅近くの家々はきれいに掃き清めてお暮しの感じがありました。
先ず琵琶湖の向こうに岸が見えます。その右端、お寺の屋根が見える上の方に、山が見えます。これが伊吹山です。山肌が削られているようなので、気になってタクシーの運転手さんにお聞きしましたら、石灰岩の山なので、セメントのために削られている、ということでした。また伊吹山からこちらはかつて海であったという情報です。つまり世界の海と琵琶湖はつながっていたということになるでしょうか。琵琶湖を指定された意味が分かったような気がしました。真偽のほどは分かりませんが。
米原駅付近は、実に静かで、レストランや商店が見当たりません。そこで市役所の観光係に行きました。
私たちに残されていた時間はわずか40分です。近くにお寺はありませんか、と尋ねましたら、青岸寺を紹介されました。さらに行きたいと思っていたMBFという喫茶店はすぐ近く、という情報を得まして、40分の残り時間、思い切って、お参りさせていただいたのが次の写真です。とても落ち着いた木造建築の禅寺でした。
あまりに時間がありませんでしたので、本堂の前でお参りをしただけでした。ちょっとあれ、と思いましたのは、本堂の前に神社にあるような大きな鈴がつり下がっていることでした。百日紅の大木が美しかったです。
次に紹介しておきたいのは、MBFという喫茶店です。青岸寺と駅までの間にありました。とにかく駅から5分くらいのところにある古民家を改造して喫茶店をなさっている風情のあるお店でした。心友はかき氷を注文しました。とてもふわふわのかき氷でした。私は紅茶です。美味しかったです。
駅に着いたのは、出発5分前くらいでした。短い米原滞在でしたが、心友との印象深い「旅」でした。
9月7日(木)晴れ【渋谷駅構内でお茶を】
今日は、南青山にある永平寺別院に用事があり、渋谷に降りました。
東京メトロ副都心線の渋谷駅は地下にあります。新しくできた地下の駅です。迷ってしまいそうで、JRという指示の方に行けば、なんとかわかるだろうとJRという表示を追って歩きました。
駅員さんに「すみませんが以前プラネタリウムがあった方の出口に出たいのですが」と尋ねましたら、B7出口を出てください、と教えていただきました。
プラネタリウムはいつの間にかなくなっているようです。私が小学生の修学旅行で、故郷から上京して見学した思い出の場所です。
さて、外に出るまでの地下の空間は素晴らしくきれいで、宇宙都市とまではいきませんが、おそろしく都会的でした。
喫茶店まで、地下にありました。ちょっと開始時間には早かったので、お茶を飲んでいこうと思いました。ところが現金が使えない、ということで、カードを持ってこなかったので、諦めて、3歩歩いて、(PASMOはどうか)とひらめきました。
大丈夫、おいしいチャイを飲めました。
都会に出てきて、見るものすべてに驚き、感心した報告です。
9月5日(火)晴れ【天の願い 水の浄化】
琵琶湖の水に向かって、日本中の水、世界中の水が浄化されますようにと、という祈りをこめてきてください、という天からの願いを聞きました。
忙しいので、と思いましたが、無下にはできまい、とも思いました。
このことを為すにあたり、誰にも害のあることではない、ただ私が大変なだけである、それならば、やりましょう、と受け取りまして、昨日琵琶湖まで行ってまいりました。
まもなくアメリカに帰ってしまう心友とともに行って来ました。
出かける前は雨がひどく降っていました。台風接近情報もありましたが、雨でもよいから行こう、と行ってまいりました。
しかし、現地はきれいな晴れ。
米原で新幹線をおり、タクシーで朝妻湊跡に行きました。
日差しはとても強いほどでしたが、なんと、二人が坐禅をするのに、丁度よい木蔭があったのです。
二人でしばらく瞑想をしました。心友は長い間ヨガの行を積んでいる人です。私もこの度は、坐禅よりも目を閉じて瞑想をしました。
私は般若心経、心友はマントラをとなえました。また、最近国際ブレインアップデート協会の田仲真治先生から学んでいる任脈、督脈で身心を整えました。*ガヤトリー・マントラ「神の光を、その聖なる真理を深く瞑想します。我らに光を与えられますように」という意味だそうです。
しかる後に、湖に向かって水の浄化を願う儀式を勤めさせて頂きました。
地上から見たら何の変哲もないことですが、天から見たら、それは偉大な働きです、というようなことを言われています。
そんなものかしら、と思いながらも、真面目に勤めました。
かつて私は新宗教の研究をした折に、GLAの高橋信次先生が、「この世のことは、この世の者が成さねばならない、それを天は援ける」というようなことをおっしゃっていたことを思い出しました。
この世の人間の意思と行為を、天が援けてくださる。
There is a will,there is a way.
でしたでしょうか。聖書にもそのような言葉があったと思います。
意向こそ行為を生み出す全て、でしょう。たしか、田仲真治先生も意向こそ100パーセント、とおっしゃっていました。
というわけで、私と心友の、世界の水の浄化を願うミッションを勤めさせて頂いた報告です。
人から見たら酔狂と思われるようなことを、真面目に勤めることの幸せを味わった一日でした。
9月3日(晴れ)【明治大学応援団 女性団長】
本日、ご葬儀の方は、明治大学在学中、部活は応援団だったそうです。
この方は、檀家さんではないので、ご葬儀は承らないのですが、ご遺族の方の願いが強く、勤めさせて頂くことになりました。
なぜ檀家さんでないと受けないかといいますと、一つには、幽明境をことにする大事な儀式ですが、故人を全く私が知らなくては、心をこめ、さらに責任を持って、あの世にお送りすることが難しいのでは、と思っているのです。
私自身は、真面目に別次元の界はあると信じているのです。真偽のほどはわかりません。そう信じていますので、いい加減なことはできないと思っています。
二つには、もし、他のお寺の檀家さんであったら、そのお寺に申し訳ないから、慎重にしないと後で問題が生じてはいけないということです。意外とお家の宗派も、どこにお墓があるかも知らない人さえ、ご遺族の方にはいますので。
この度は、お墓は霊園であり、菩提寺はなく、廃寺になったと聞きましたのと、ご遺族の方のたってのお願いがありましたので、お引き受けしたのです。
そこで、題名の本題に入りますが、インターネットで検索しましたところ、明治大学の応援団は100年の歴史を持つ、応援団です。私の興味を引いたのは、その応援団の現在の団長さんが、女性だということです。
中藤有里さんという方だそうです。
某大学の馬術部の部長さんも女性ですが、応援団の団長とは、やはり多少の驚きと、素晴らしい、と思わずにはおれません。女性だからといってことさらに褒めるのは、かえって差別だと言われそうですが、他のクラブならいざ知らず、応援団ですよ。
団長として、エールの先導を勤める、スタンドでの、凛々しい応援風景もユーチューブで見てみました。
声が素晴らしい!
益々のご活躍を祈る次第です。
(今日ご葬儀を勤めさせて頂いた方は、私と一年違いの方ですので、六大学の応援で、神宮球場の同じ場にいたかもしれない、と思った次第です。生前を存じ上げませんでしたが、いろいろと考え、職歴などをインターネットで調べられることは調べ、引導法語を作らせていただき、お送りさせていただきました。旅路にエールを送らせて頂きましょうー実は誰もまだ来られないとき、私、エールを送りました。)
9月2日(土)晴れ【葬式仏教と言うなかれ】
信頼している葬儀屋さんが、今日のご法事のお手伝いに来てくれました。今日はこの後、東京のO葬儀場のご葬儀に行くのだそうです。
そこは私が通った中学からも近く、中学時代の友人のご葬儀が昨年ありましたので、行ってきた葬儀場です。
とてもきれいな葬儀場です。しかし、式場の借り料は25万円、さらに荼毘の費用7万円+燃料費1万5千円、これだけでも33万5千円かかります。
さらに葬儀屋さんに払う費用があるでしょう。おそらくそう安くはないでしょう。
さらにお寺様にお渡しするお布施があります。
合計すると、大変な金額になりますね。その合計金額をもって、葬儀代は高い、葬式仏教、けしからん、ということを言われる学者の人や、金額だけを聞いてあきれる人たちもいることでしょう。
しかし、お願いしたいのです。お寺におおさめくださるお布施と、それ以外の葬儀屋さんへの支払い、葬儀式場への支払いは別にしていただきたい。お葬式と仏教という言葉を分離していただきたいのです。
因みに、私が檀家さんたちに推奨している地元の葬儀屋さんは、他の葬儀屋さんよりは三分の一から四分の一、時には、六分の一の費用です。式場費も公共の斎場か当寺を会場としての費用も10万円どまりです。
そしてお寺へのお布施も戒名も入れて、それほど多くはありません。皆様のお布施で、お寺の管理をさせてもらっていますので、ある程度はいただきますが、普段はそれほどのお布施は発生しません。
地元の葬儀屋さんと、お寺へのお布施を入れても百万円以内です。
それでも百万円という金額は多額ではありますが、数百万円をかける必要は決してないのです。またお金がない方にはそれなりに相談に乗ります。
あの世に帰るにあたり、お金をかければよいところに行けるかというと、それは全く関係ありません。
どう人生を生きたかだけが、あの世に帰っての一大事です。
この問題はまた別のことですから、この辺で、今日はやめにしておきます。
皆様、楽しい日送りをなさってくださいますよう。この暑さももう少しの辛抱ですね。