風月庵だより

猫関連の記事、老老介護の記事、仏教の学び等の記事

猫の日

2010-02-23 17:29:55 | Weblog
2月23日(火)晴【猫の日】

昨日は平成22年2月22日でしたので、ニャンコの日、猫の日というのだそうですね。実は、このところいろいろと心労がありまして、記事を書けませんでした。もしかしたらなんとか解決するかもしれませんし、なんとか解決してほしいと願う猫ちゃんの問題があるのですが、奇しくもニャンコの日の昨日、有り難いお電話をいただきました。

私の手続きミスと言ったらよいでしょうか、そのために猫ちゃんのことですっきりとしていないことがあります。

写真のミミちゃんが、我が家の家族に正式になれますかどうか、というところです。

(一番気に入っている寝床のようです)

(外の生活が長く、いつも警戒していたミミちゃんですが、安心のポーズです)


(妹になるミミちゃんが来て-
まだ正式に入籍できていませんが、少し神経質になったルナです。でも五日目にすでに「フーッ」と言わなくなりました。今ではもう一緒に遊んでいます)

「明日元気になあれ」

2010-02-14 17:19:49 | Weblog
2月14日(日)曇り、寒し【「明日元気になあれ」】

先週、新潟にお招きを頂いて行って来ました。先々週は新潟も20数年ぶりの大雪で心配していましたが、当日はなんの心配もありませんでした。

自分自身大変学ばせていただいた会でしたが、そこで松村智広(さとひろ)先生のお話をうかがうことができました。

先生は英語の先生として中学校で教鞭をとっていましたが、現在は財団法人「反差別・人権研究所みえ」の主任研究員をなさっています。

先生のお話は、差別の愚かしいことを、先生の歩んできた人生を通して、本当にそうだ、と同感できる内容で溢れていました。それにしましても、時に笑いあり、涙あり、先生の話術にひきこまれて聞き入ってしまいました。

差別について、知らなければすむ問題ではないということ、同和問題を知らない人にまで、わざわざ知らせることがあるのか、という意見に対して、その無知の愚かさも先生のお話を聞きますと、その通りと同感します。私も正直、一時期、そのような考えを持っていました。そのような取り組み方で差別がなくなるはずがないし、実際に差別が今でも歴然とあるという現実、特に結婚問題において、度々先生のもとに相談に訪れる若者が跡を絶たない悔しいケースをお聞きしました。

そのようなことは、昔話かと思っている人もいるかもしれませんが、まだ起きているというこの愚かしさをともに学ばなくてはならないでしょう。なんでも自分がその立場であったらどうなのか、我がこととして受け止めたいと思いました。

帰りの車中で先生の著書『へこたれへんー差別はきっとなくせる』(解放出版社)を読ませて貰い、つくづくお互いに人権について学びあう必要性を感じました。是非ご一読をお勧めいたします。すべては自分自身のためです。先生も差別の考えを持っている人は、かえってお気の毒だと話されていました。地球のどこかで愚かな差別に泣く人が、一人でも減りますように。いろいろな差別がありますが、女性差別、尼僧差別もその一つです。

今手元に『江戸・東京の被差別の歴史』(浦本誉至史著、明石書店)があります。12月に注文しておきまして、10日のお役目が終わったら、読みたいと思って積んでおいた本の一冊です。これからしばらくは読書三昧の日を送りたいと思っています。




庚申寺先住忌

2010-02-05 12:08:50 | Weblog
2月5日(金)晴【庚申寺先住忌】

今週の2日(火)、名古屋の庚申寺に先住忌の随喜に行って参りました。尼僧堂の先輩である塩谷晴禅さんが住職をつとめています。先住様は祖道昌禅大和尚様で、七回忌の法要でした。現住和尚は少女の頃からの仏縁で、昌禅老師に尼僧としてしっかりと育てられました。私は尼僧になって間もない頃、現住和尚と尼僧堂で初めてお会いしましたが、こんなに清純な感じの尼僧さんがいるのか、と驚いたことを思い出します。今は、先住様ご遷化の後、その現住和尚がしっかりとお寺を守っている姿をみて感動さえ覚えました。

また信徒の皆さんの随喜の様子をみますと、みなさんで力を合わせて、お寺を守っていることがよくわかります。先代から信徒さんを大事に導いてきた歴史が、一つの法要にあらわれるということでしょう。

ご導師は、本寺の霊岩寺様がおつとめになられました。

香語の一句「雪下の屋裏 一朶の梅花」、この日の朝、東京は珍しく雪でした。


先輩のご厚情によって、私が法話をつとめさせていただきました。