風月庵だより

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恐竜の世界

2022-03-31 19:59:03 | Weblog

3月31日(木)昼曇り夜雨【恐竜の世界】

今日で3月も終わりです。あっという間でした。檀家数の少ない当寺ですが、毎週のようにお見送りしなくてはならない檀家さんがいました。お寺にとって、檀家さんの一人ひとりは家族ですから、もう少しこちらにいてほしかった、という思いがそれぞれにあります。

ロシアの侵略によって、殺されてしまったウクライナの人々の冥福を祈ります。平時であれば、正教会の宗教者によって、ご葬儀を営むことができるでしょうに、あまりに切ないことです。ロシア兵の中にも、戦争に加担したくなくても命を落してしまった多くの兵士がいるでしょう。

一日も早い停戦を願ずにはおれません。しかし、停戦協定が調印されても、信用できないロシアですから、本当に先行きは読めませんね。
昨日もニュースを見るつもりで、テレビをつけましたら、NHKで、日本の恐竜についての特番を放映していました。

素晴らしい番組でした。日本全国に、かつて一億年前には、恐竜が住んでいたのです。『ジュラシックパーク』を観たときは、想像の世界だと思っていて、怖かったですが、何億年も前に本当に多くの恐竜が地球上に住んでいたことを、実感し、わかってから、すごいロマンだとさえ思えるようになりました。

小林快(よしつぐ)博士の『ぼくは恐竜探検家』(講談社 2018年)は私の愛読書です。昨日の番組にも出演されていました。スマホでとった写真をパソコンに取り入れる方法を忘れてしまい、ここに載せられないのは残念です。

恐竜の化石からたんぱく質を取り出すことができたのだそうです。化石からですよ。それをいろいろと分析して、どのような成分が含まれているか、研究し、ゲノム分析ができるかもしれない。そうして地球上のすべての生物は、A(アデニン)、T(チミン)、C(シトシン)、G(グアニン)という4つの塩基を持っているそうだから、そこまで解析できたら面白いのではないかと、思ったりしました。

それには恐竜博士たちだけではできないことで、生物学者の方もチームに参加なさって、共同で研究していかれるようなので、今に面白いことがわかるのではないでしょうか。

かつて、この地球に恐竜が住んでいたこと、現在、優れた脳細胞をもった人類がこの地球に住まわせて頂いていて、何をしているのでしょうか。戦争をしている時ではないでしょう。

もっと建設的なことに優秀な能力をつかい、地球人類が助け合って、滅亡を防ぎたいですね。なぜ、ヒットラーやプーチンのような人間が世界を引っ掻き回すのでしょうか。そしてそれを支持する人々や国々があるのでしょうか。世界は単純ではないですね。善良な考えだけでは世界を相手にすることはできません。せめて家族、友人の間だけでは、「善良」「誠実」をもって生きあいましょう。

毎日祈っています。May Peace soon return to Ukraine!


ロシアの侵略戦争をフェイクだという恐ろしさ

2022-03-15 21:47:45 | Weblog

3月15日(火)晴れ、暖か【ロシアの侵略戦争をフェイクだという恐ろしさ】

ポルトガルに住むオーストリア人の友人から、国際電話が入りました。

「ウクライナの仕掛けたことで、すべてフェイクよ、マスコミに騙されてはダメよ、waku up 目を醒まして」というような内容であった。何を言っているのだろうか、この人は、と思ったが、彼女は大変押しの強い人間で、何事においても自分は正しいと思っているタイプなので、「議論するのは止めておくわ、時がたてばわかるでしょう。」と私はこの電話を切りました。

彼女はなかなか聡明な女性ですが、はたして、このような「アイデア」をどこから、誰から、仕入れたのでしょうか。20代からの知り合いなので、彼女の為に心配してしまいました。彼女の周りには、このような考えを捏造する人々がいるということなのでしょうか。

彼女の為に心配して、共通の友人に相談してみました。彼女も心配していました。同じようなことを言っていたそうです。

この考えがどこから出ているのかーーーそれが分かりました。

次の記事にそれがありました。

“プーチン擁護メール” が続々と…評論家・古谷経衡氏が警鐘「ウクライナ侵攻で “笑えない陰謀論” が復活した」きちんと叩かないと“第2のオウム真理教”を生む!(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

と題された記事の中にこの答えがありました。一部を貼り付けておきます。

    しかし、インターネットの一部では、この侵攻自体をまったくの “フェイク” だとしたり、ウラジーミル・プーチン大統領とロシア軍によ              る「正当な軍事作戦」だと主張する人々もいる。 《プーチンは悪くない!ウクライナ政府とDS(編集部注:ディープステート=世界を操る影の  政府)腐ってる》 《ロシアはウクライナで米国のディープステートが資金提供した生物学研究所を爆撃しました。MSM(編集部注:既存のマスメディア)が言っていることを信じないでください!》 《今、この現在もウクライナ軍が、自国民を殺しロシア軍の所為にしている。フェイク、プロパガンダ。ウクライナのナチスによって訓練された子供兵士は、西側による寄付のサポートで参戦。世界には知られていない》

と、このように、彼女が主張するようなことを言っている集団があるのですね。これも洗脳ですね。よろしかったら、アクセスなさってお読みくださいませ。

いろいろな考えがあっても良いと思いますが、この侵略戦争という事実を認めないことはおかしい。認められません。

しかし、思い込んでいる人を説き伏せることは、至難の業でしょう。英語での議論はなおのこと大変な労力がいることです。私の方が言いたいです、彼女に、Wake up! と。

 

ゼレンスキー大統領の必死な訴えの姿に、涙がこぼれました。ご健闘を祈ります。

しかし、日本も危ない、もし、プーチン率いるロシアが勝てば、日本の隣国ロシアも隣国中国も、日本を狙ってくるということを忘れてはなりません。

平穏な日々は、実は奇跡なのです。

ウクライナ大使館への寄付:三菱UFJ銀行 広尾支店 普通預金 0972597 エンバシーオブウクライナ


危うい平和 

2022-03-11 17:47:49 | Weblog

3月11日(金)晴れ【危うい平和】

対岸の火事と思っているかもしれません。対岸の火事ではありません。日本に、世界中に、飛び火するでしょう。もしこのままプーチン政権の暴挙がまかり通ってしまったなら、世界が危ないと思います。手を出すと世界戦争の危険があると思っているかもしれません。しかし、ウクライナを助けなければ、力さえあれば世界は俺の者と、思うのはプーチンだけではありません。日本はいつか中国に侵略されるのではないかと、いつも私は心配しているのですが、このままプーチン政権が勝利してしまったなら、勿論日本も危ないのです。

道理も正義も秩序も何も通じない相手なのですから、何としてもこの度のウクライナに対しての暴挙を、世界中が一丸となって止めない限り、地球の平和は保つことはできません。

ギリシャのロドス島で、地球人類の滅亡の啓示を受けた私としては、災害以外の人間による暴挙で地球人類が滅亡に向かうこともあるのか、と、今その危機を感じています。

たつき諒さんという漫画家が、2011年3月の大災害を予言したそうですね。東日本大災害から11年がたちました。津波でお亡くなりになった多くの皆様の冥福を心より祈ります。大川小学校の悲劇も忘れられません。大川小学校を訪れた時のショックは今でも忘れられません。校舎のすぐ横に山があるではありませんか。どうして山に逃げなかったのか。

直観力は非常に大事です。多くの地球人類の直観力が鈍っているのではないかと危惧しています。ロシアによるウクライナへの侵略戦争は、けっしてウクライナだけの問題ではないのです。プーチンという独裁者がいかに危険人物であるか、世界は知っているはずです。ロシア国内の多くの素朴な国民は、嘘の報道に騙されていることを知らず、彼を英雄と思っているかもしれません。

政治の世界だけではなく、「個人崇拝は危ない」、これは鉄則です。

どうしたらよいのでしょう。一地球人として、どうすることもできません。せめて貧者の一灯をウクライナにお送りすることしかできません。

ウクライナのゼレンスキー大統領さん、ウクライナの皆様のご健闘を祈ってやみません。なんの罪もない子どもたち、年老いたる人々、平和に暮らしていた人々、平凡な日々、珠玉な日々、天よ、助け給え。


Go get him!

2022-03-04 09:36:55 | Weblog

3月4日(金)曇り【Go get him!】

これしか方法はないでしょう。

一方で、ロシア国内でもプーチン氏主導の戦争に否定的な声が少なくないようです。侵攻前夜、ロシア軍関係の組織「全ロシア将校協会」の会長でさえ、「これまでロシアがかかわった戦争は、外敵に攻められて仕方なく応戦した自衛戦争だが、今回は利己的な目的の戦争である」と言い、「プーチンの辞任」も促しています。

(しかし、ちょっとチャチャを入れますと、自衛戦争ばかりではありませんね。第二次世界大戦の時、日本にわずか一週間参戦し、北方領土4島を奪っていきましたね。)

プーチンの首に、100万ドルの懸賞金もかけられました。

ドイツの前首相メルケル氏も、プーチンに、ヒットラーの匂いのあることを見抜いていました。

理性を失った、すでに失っていますが、プーチンが、核のボタンを押さないことを祈るばかりです。

多くの人が、人を呪えば、地獄行きと知っていても、今は望んでいるでしょう。

私も毎日祈っています。

Go get him! 
kill とは言いませんが。

ウクライナが平和を取り戻すことを祈っています。

(今夜は、一生懸命に生き、そして命を閉じた方のお通夜です。普通に命を閉じ、普通にご葬儀を営めることの有難さを思います。私も真摯に今日、明日、ご葬儀をつとめさせて頂きます。この侵略戦争で、一瞬にして命を落した多くの人々のために祈ります。)