3月31日(木)昼曇り夜雨【恐竜の世界】
今日で3月も終わりです。あっという間でした。檀家数の少ない当寺ですが、毎週のようにお見送りしなくてはならない檀家さんがいました。お寺にとって、檀家さんの一人ひとりは家族ですから、もう少しこちらにいてほしかった、という思いがそれぞれにあります。
ロシアの侵略によって、殺されてしまったウクライナの人々の冥福を祈ります。平時であれば、正教会の宗教者によって、ご葬儀を営むことができるでしょうに、あまりに切ないことです。ロシア兵の中にも、戦争に加担したくなくても命を落してしまった多くの兵士がいるでしょう。
一日も早い停戦を願ずにはおれません。しかし、停戦協定が調印されても、信用できないロシアですから、本当に先行きは読めませんね。
昨日もニュースを見るつもりで、テレビをつけましたら、NHKで、日本の恐竜についての特番を放映していました。
素晴らしい番組でした。日本全国に、かつて一億年前には、恐竜が住んでいたのです。『ジュラシックパーク』を観たときは、想像の世界だと思っていて、怖かったですが、何億年も前に本当に多くの恐竜が地球上に住んでいたことを、実感し、わかってから、すごいロマンだとさえ思えるようになりました。
小林快(よしつぐ)博士の『ぼくは恐竜探検家』(講談社 2018年)は私の愛読書です。昨日の番組にも出演されていました。スマホでとった写真をパソコンに取り入れる方法を忘れてしまい、ここに載せられないのは残念です。
恐竜の化石からたんぱく質を取り出すことができたのだそうです。化石からですよ。それをいろいろと分析して、どのような成分が含まれているか、研究し、ゲノム分析ができるかもしれない。そうして地球上のすべての生物は、A(アデニン)、T(チミン)、C(シトシン)、G(グアニン)という4つの塩基を持っているそうだから、そこまで解析できたら面白いのではないかと、思ったりしました。
それには恐竜博士たちだけではできないことで、生物学者の方もチームに参加なさって、共同で研究していかれるようなので、今に面白いことがわかるのではないでしょうか。
かつて、この地球に恐竜が住んでいたこと、現在、優れた脳細胞をもった人類がこの地球に住まわせて頂いていて、何をしているのでしょうか。戦争をしている時ではないでしょう。
もっと建設的なことに優秀な能力をつかい、地球人類が助け合って、滅亡を防ぎたいですね。なぜ、ヒットラーやプーチンのような人間が世界を引っ掻き回すのでしょうか。そしてそれを支持する人々や国々があるのでしょうか。世界は単純ではないですね。善良な考えだけでは世界を相手にすることはできません。せめて家族、友人の間だけでは、「善良」「誠実」をもって生きあいましょう。
毎日祈っています。May Peace soon return to Ukraine!