4月9日(月)晴れ【福島からの移住について(テレビ放送のお知らせ)】
友人の家族が、福島から他県に移住しました。原発から100キロのところでしたが、1マイクロシーベルト以上の放射線量があるそうです。幼い子どもがいますので、苦渋の決断だったと思います。
11日(水曜日)午後11時半(11時55分からでした)からフジテレビで、この家族についても放送があるそうです。
しかし、100キロ離れていても1マイクロシーベルト以上/1時間あるのですから、原発の近くはどうなのでしょう。この家は山の麓にあるそうですので、立地も放射線量と関係があるかもしれませんが、幼い子どものいるご家族は心配が絶えないことでしょう。(因みに私の住んでいるところは、平均0.15マイクロシーベルト/1時間あります。原発事故以前の値がわかりませんので、なんともいえません)
誰しもが、自分の子が幼くて、原発の近くに住んでいたとしたら、どうするか、と日本中で考えてみてはいかがかと痛感致します。
先日の広瀬隆氏のUSTREAMでも、原発がなくても日本の電力はまかなえると立証なさっていました。安全で安心な電力の供給をすることが、電力会社の責任だと思います。
考えてもしようのないことですが、こんなとき、中部電力の重役であった白洲次郎氏がご存命ならば、なんとおっしゃったか尋ねてみたいところです。
政治家でもなく経済人でもない宗教者が、原発反対を唱えることは立ち入り禁止区域に入ることという考えの方もいるようですが、私はそうは思いません。この度の事故で犠牲になったのは、政治でしょうか、経済でしょうか。たしかに経済も政治も混乱をきたし、損失を蒙っています。しかしそれ以上に犠牲を払ったのは、個々の家族の命であり、生活です。宗教者の願いは人々の命の尊重と、人々の日々と心が平和で安楽であることです。それが脅かされているのです。宗教者こそ立ち入るべき問題です。
どこかの国では、原発についての審議会の委員は、科学者よりも宗教者が多いというようなことを聞きました。日本の原子力安全委員長 のM氏は、菅首相が水素爆発はないか、と聞かれたとき「ない」と答えた方です。その直後爆発はありましたね。また「原発は儲かる」とも言った方ですね。
まだまだフクシマは終わっていないのです。あまり言いますと風評被害に影響するかもしれませんが、一隅のブログで吠えたところで、草一つ揺るがせることはできませんでしょうが、空に向かって息を吹いています。
皆様、日々をお大事に。