風月庵だより

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エイリアンには気を付けて-ロズウェル事件

2010-01-28 12:58:29 | Weblog
1月27日(水)晴【エイリアンには気を付けて-ロズウェル事件】

今日も東京の空は晴れ渡って、朝は富士山がよく見えました。ハイチで地震が起きたり、マチュピチュでは大洪水が起きたりと、自分の眼の前で起きていない災害のことは、信じられないほどのことです。たとえ貧者の一燈でも寄付をしたいものです。

さて、今回は、貧者の一燈どころではなく、全財産を失っただけでなく、さらなる多額の負債まで負ってしまった知人のことを書かせてください。それもエイリアンに寄付をしたというのです。

先日、宇宙人に会った木村秋則氏の話を紹介しましたので、一方危険な話もお知らせしておかなくてはと思うのです。個人情報の保護もありますので、名前は勿論伏せます。

私の古い友人にオーストリア人の一家があります。彼らは大変裕福なご家庭で、資産もありました。私も彼らの家に時々お伺いしたことがあります。この頃はちょっと交際が途絶えていたのですが、風の便りに、全財産を失ってしまった話を聞きました。

それもよりによってエイリアンにやられたとは、なんということでしょうか。他の天体から自分たちは来たのだと、信じ込ませたのだそうです。それで、自分たちの天体に帰るために宇宙船を作らなくてはならず、多額の費用がいる、といって資金援助をさせたというのです。その結果、財産を失ったばかりではなく、負債まで背負ってしまったということです。優しかった奥さんは、今ではアルコール中毒になってしまったそうです。実に痛ましいことです。私の知る限り、彼らは普通の常識人でした。

地球人に資金援助を頼んで、宇宙船を作り、他の天体に帰るような、そんな宇宙人が現在の地球上にいるのでしょうか。私には信じられません。なぜ騙されてしまうのでしょうか。なにか目眩まされるようなこと、信じ込まされるようなことがきっとあったのでしょう。

数年前、アメリカのテレビドラマで、邦名「ロズウェル 星の恋人たち」という、地球人と同じ容姿をもっている4人の地球外生命体を主人公にしたドラマがありました。こんな番組を見ていたとしたら、騙される可能性はあります。1947年にアメリカのロズウェル付近で、UFOの墜落した物体が回収されたという話があります。これをロズウェル事件というようですが、この事件に関連して作られたドラマのようです。墜落した物体のなかには、宇宙人の死体があり、それらは、アメリカ空軍によって回収されたと、UFO好きの人たちには、まことしやかに語られているようです。

私の友人たちを騙した人たちは、アメリカから来た人だったというので、おそらくこのロズウェル事件をよく知っていて、それを利用したのかもしれません。なんでも信じやすい素直な人たちだったので、騙されてしまったのでしょうか。

信じられないことが、どこかで起きています。皆さんも本当にお気を付けください。「瞞著されるな(騙されるな)」という先人の教えもあります。寄付にしても自分の生活を壊さない程度でよいのではないでしょうか。ブラッド・ピットさんもデカプリオさんも多額なご寄付をなさいましたが、自分の生活は壊さない程度なのです。宇宙人への寄付も、自分の全財産を失うほどしなければよかったのではないでしょうか。時に人に騙されることもあります。騙されるとしても、自分の生活を失わない範囲で騙されるように心がけたいものです。勿論騙されない方がよいですが。


健気な子猫

2010-01-21 12:44:32 | Weblog
1月21日(木)曇り【健気な子猫】

「どこかに、食べ物はないかしら」。
捨てられてしまった子猫のミミは、食べ物を探して、ビルの谷間をあちこち必死にウロウロとしていました。今までお母さん猫から、他の姉妹と一緒に、おっぱいを貰っていたのですが、ミミだけ外に捨てられてしまったのです。ミミはお腹がぺこぺこでした。もう一歩も歩けないほどでした。でもなんだかおいしい匂いが、かすかにしてきたのです。匂いのするほうに、一歩一歩足を引きずってミミは行きました。

ありました。おいしそうな匂いのするカリカリが、ボールに一杯入っていました。ビルの横に、小屋があって、そこにカリカリのボールとお水の入ったボールが置いてあったのです。「よかった、食べ物があったわ」。ミミは夢中で食べました。横においてあったボールのお水も飲ませて貰いました。

もう少し食べたい、と思いましたが、そこに大きな黒い猫が帰ってきてしまったので、慌ててミミは隠れました。でもミミは幸せでした。お腹がくっ付きそうに空いていたのですが、今はぷくぷくになりました。るんるんで植え込みに隠れたり、塀の上をお散歩しました。
そして、また次の日も同じ場所に行ってみました。ボールの中は空っぽでした。でも物陰に隠れて見ていましたら、足音がして、ボールの中にカリカリを一杯入れていってくれました。ミミはまた夢中でカリカリを食べはじめました。

そこに、大きな黒い猫も食べに来ましたが、イジワルをしませんでした。「いいから一緒に食べよう」と言ってくれましたので、ミミは安心して食べることができました。
翌日もミミはそこに行きました。その翌日も行きました。
餌をくださっている人は、優しそうなお兄さんです。大きな黒い猫も捨てられていたのですが、このお兄さんが餌をくださるようになったのです。でもお家の中では飼ってもらえないので、外に小屋を作ってくれたのだそうです。

ある雨の降る日、ミミはびしょびしょになりましたが、また大きな黒猫の家に来ました。寒くて震えていたら、黒猫が言いました。「小屋の中に入っておいでよ」
ミミは嬉しくて、小屋に飛び込みました。

ミミは、今では小屋に住んで、餌もいつももらっています。でもやはり外ですから、とても冬は寒いです。ある日、頭の丸い人が、段ボールで小屋をさらに温かくなるように囲ってくれましたので、前より温かくなりました。ときどき烏にいじめられたりして、傷ついてしまいます。生まれたとき数ヶ月は、人間と住んでいましたから、やはり人間と住みたいかもしれませんし、温かいお部屋に住みたいかもしれません。誰かがお家のなかで飼ってくれると一番安心かもしれませんね。(やはり先住猫たちに、少し除け者にされているようです。でも意地悪はしない先住猫ちゃんたちだそうです。虐待をする人もいるので心配です。なにより心配なのは交通事故です。誰か家で飼ってくださる人がいたらよいと、言っている人もいます。)

(子どもの時から苦労をしているミミの目は、やはりしっかりと生きなければ、という目をしていると、私は思います。でも優しいお兄さんの奥さんも可愛がってくださいますし、毎日餌やりに来てくださる奥さんもいますし、毎日遊びにきてくださる会社員のお姉さんもいますし、それはよかったです。でも長い目で見たとき、ミミにとって一番よいのはどんな生き方なのでしょうか。私は真剣に悩んでいます。)

『すべては宇宙の采配』その2地球の終末

2010-01-16 15:08:50 | Weblog
1月16日(土)晴れ、寒いです【『すべては宇宙の采配』その2地球の終末】(勉強に疲れて一休み?のルナ)

この前のログでこの本については紹介しました。この本に地球の終末についての記述がありますので、それを紹介します。木村さんは畑の中で目だけがあるような宇宙人にも遭遇していますが、あるとき幻想を見たそうです。

ギリシャ神話に出てきそうな姿をした人が、丸い石でできた椅子の上に座っていました。……まるで哲学者のソクラテスのように見えました。そこになぜかわたしもいるのです。……「君に手伝ってもらいたいことがある」……「そっちにある板をこっちに移してください」……畳1畳分ぐらいの大きさの板……なんとか全部の板を運び終わりました。……「これはなんですか?」「地球のカレンダーですよ。この一枚が1年分」…「これで全部終わりですが、あとはないんですか」「ありません」「……ないってことは、地球がないんですか」慌てて質問したところでハッと目が覚めました。(……は、本文を省略した箇所です)

マヤ暦が2012年で終わっていることは映画にもなっていたりで、騒がれていますが、木村さんが幻想で見たのは、それよりは少しは長いようですが、意外に早い終末だそうです。しかし、その数字は口外は許されていないのだそうです。

2回目の地球の最後を宇宙人に教えられたのは、「ズームイン朝」という番組に出る前の日だったそうです。宇宙人に両脇を抱えられ、突然宇宙船(UFO)に連れて行かれたときのこと。UFOの内部は天井がとても高いそうですが、その上のほうまで届く、巨大な一枚の紙のようなものがあり、ローマ数字のようなものがいくつも並んでいたのだそうです。

「あれはなんですか?」声を出して訊ねると、彼らは教えてくれました。「あれは地球のカレンダーです」「地球のカレンダー?最後の数字の先はないのですか?」「ご覧の通り、最後の数字で終わりになります」彼らにカレンダーの見方を教えてもらい、最後の数字を確認しました。果たしてそれは、幻想のなかでソクラテスに似た人に告げられた、地球のカレンダーが終わる年号と同じ数字だったのです。

ソクラテス似の人にいわれた年と同じそうですが、やはり、それは誰にもいえないそうですが、気が遠くなるような未来ではないそうです。いえるのは時間がないということだそうです。リンゴ作りや農業のことだけではなく、このようなことが、この本の中には書かれています。地球の最後については、以前からもマスコミやこの手の話の好きな好事家の間で騒がれてきていますので、この本にそういうことが書いてありますよ、と言っても「あ、そんなこと」と一笑に付す人もいるでしょうし、自分もそのくらいは知っていると思う人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私は木村さんという方が、日々土作りのため、日本の農業のため、地球のために、真っ黒になって畑で働いている人であり、その苦労の日々を一作目の『奇跡のリンゴ』でも読んでいましたので、信じたいと思います。また私自身、かつてギリシャのロドス島というところに滞在していたとき、ミーディアムの友人から、ロドス島が海に沈むときは地球人類は滅亡する、と伝えられているので、あり得ることとしていつも思っています。

それでも、今、自分のなすことは、曹洞宗の祖師方の文献を、コツコツと参究したり、等々、只今のことに精進しています。エコについても「明日のエコでは遅すぎる」というコマーシャルがありますが、少しでもできることをしていくしかありません。そして触れ合う人々と穏やかに時を過ごし、助け合って時を過ごし、自分とも上手につきあって、お疲れさま、この度の人生、卒業という日の来るまで、雲とともに、風とともに、生きて参りたいと願っているのです。

『すべては宇宙の采配』いじめーシッポのない子豚の話

2010-01-09 11:27:23 | Weblog
1月9日(土)晴れ【『すべては宇宙の采配』いじめーシッポのない子豚の話】

昨日、仕事からの帰り、本屋さんに立ち寄りました。私の『雲と風と月と』(中央公論事業出版)を置いていてくださる本屋さんなので新年の挨拶に寄ったのです。一冊くらいは買ってくださった人がいるようです。もうすぐきっと一年間の集計が出版元で出る頃かもしれません。沢山売れ残って戻ってくると、置くところがないので困りますが、はたしていかがでしょう。

さて、そこで『すべては宇宙の采配』(東邦出版2009年)という本を購入しました。以前同じ著者の『奇跡のリンゴ』(幻冬舎2008年)という本を読んでいますので、興味がありましたので手にしたのです。著者は木村秋則さんという方で、完全無農薬でリンゴ栽培に成功したリンゴ農家です。このブログには『奇跡のリンゴ』についてご紹介しなかったかもしれませんが、それは全く私の怠慢です。10年以上の試行錯誤と努力を重ね、極貧の生活に落ち込んでも、無農薬でリンゴを作ることに成功したのです。それは、自然との調和、宇宙の一部である人間と宇宙との関わりに目覚めなくては成し遂げられなかった偉大な功績といってよいでしょう。これからの人間のために、どんなにか土作りを大事にした農法が必要であるか、考えさせられた著書でした。食べ物は単に人間の体だけの問題ではなく、心に及ぼす影響がいかに大きいか、そのことを考えるからです。

この『すべては宇宙の采配』の中にも、本当に人間はここに耳を傾けないといけないと思うところがありました。子供たちのいじめや、無差別の殺人事件などの裏に、食べ物の影響を見逃してはならないだろうといつも思っていますが、やはりそうだ、と思った箇所を抜き出してみます。

心が荒んでいるのは、食べているものが荒んでいるから……そう思うのです。(略)大手食品会社の下請けをしている大規模豚舎を見て驚きました。一匹の子豚にしっぽがないのです。(略)ほかの子豚にかじられてイジメられているのです。聞けば、イジメの対象になる子豚が一匹現れると、被害はその一匹に集中するそうです。いじめられている子豚は次第にエサが食べられなくなって痩せていきます。まるで小学校、中学校の教室と同じではないでしょうか。小屋はとくに狭くもなく、(略)ストレスが原因ではないようでした。では、なにが問題なのか。エサに問題があるのではないでしょうか。子豚たちはある物質が入ったエサを食べているのです。食べ物によって心が左右されているとしか思えないのです。これはそのまま人間に通じる話でしょう。さらにいえば、わたしたちはそんな豚肉を食べているわけです。農薬漬け・肥料漬けの作物や、イジメを行う豚を作らない方法を考えることが、これからの日本にとって大事なことです。(略)地球のためでもあります。

この本にはさらに宇宙人との遭遇や、地球の最期についての記載もありますが、それはまたのログで。ついこの本を読み切ってしまいましたので、今日の勉強のノルマを果たしませんと。それは私の勤めです。

お正月はおわりです

2010-01-06 14:11:36 | Weblog
1月6日(水)晴れ【お正月はおわりです】

お正月はおわりました。皆さんいかがなお正月をお過ごしになりましたか。まだお正月休みの方はいらっしゃいますか。

私は昨日から目眩に襲われまして、静かにしています。勉強しすぎかもしれません。そういうことにしておきたいです、が、加齢を顧みない無理はいけませんね。ほどよく、ほどよく。

しかし、先が無いと思うとあれもこれもと思う気持ちがでませんか。それでやはり来世はあることにしたいですね。証明もできず根拠もなく全くの希望ですが。「生生世世」(生まれかわり死にかわりして、幾千万世を経る)という言葉を、道元禅師(1200~1253)もおつかいです。

眼の前にやみのきたらんよりのちは、たゆまずはげみて三帰依となへたてまつること、中有までも後生までも、おこたるべからず。かくのごとくして、生生世世をつくしてとなへたてまつるべし。仏果菩提にいたらんまでも、おこたらざるべし。これ諸仏菩薩のおこなはせたまふみちなり。(『正法眼蔵』「道心」巻)


いづれの家門か、わが正伝のごとく釋尊の衣法ともに正伝せる。これにあふたてまつりて、たれか恭敬供養せざらん。たとひ一日に無量恆河沙の身命をすてても、供養したてまつるべし、なほ生生世世の値遇頂戴、供養恭敬を發願すべし。(『正法眼蔵』「袈裟功徳」巻)

怠け者になるのを恐れずに、ゆったりといきたいですね。
いつもゆったりのルナです。



※目眩の原因が判明しました。やはり勉強のしすぎではありませんでした。おいしい物の食べ過ぎと思われます。日頃基本的に玄米菜食なのですが、お正月で数の子や、鶏肉のお雑煮や、蟹をご馳走になりましたので、コレステロール値が高いので、おそらくこれが原因でしょう。つらつら考えますに、以前やはり目眩がしたことがあったのですが、あまりにおいしい卵を頂戴したので、3日間に4個の卵をご馳走になりましたら、やはり目眩がしたことを思い出しました。
 姉も目眩で入院したことがありますが、母もコレステロール値が高いので、これは遺伝的な体質かもしれません。
コレステロール値をあげるような食べ物には気をつけましょう。まあご馳走はあまり食べない方がよいということですね。

謹賀新年

2010-01-01 13:23:08 | Weblog
1月1日(金)晴れ【謹賀新年】

本年も宜しくお願いいたします。
皆様にとりまして、佳いお年でありますように。


ルナからも、今年も宜しくお願いいたします。虎さんのようにはなりませんが、ちょっと恁麼物を見つめる目のルナです。