11月10日(木)曇り【アメリカ大統領戦に思う(あえて戦としました)】
アメリカの人々はどうなっているのだろうか、と驚きました。国内はかなり疲弊していたのだろうか、とあらためて思いました。安い労働力を求めて、多くの企業が低開発国に工場を移転したりして、さびれてしまっている街の人々にとって、トランプ氏はアメリカを一番にするといって票を集めた街もあったでしょう。
アメリカの人種差別は、ますますエスカレートするのでしょうか。
独裁政治が始まるのか、それともトランプ氏は、優れた大統領を演じるのか、今のところ混沌としています。しかし、法治国家ですから、暴走を議会が許さないと思っていますが、いかがでしょう。日本はアメリカとの関係が強いですから、影響は免れません。核のボタンを押す事ができる人がトランプ氏になるということは、今までその傘の下にいた日本にとっても脅威になるでしょう。
クリントンさんになるかと思って、うかうかとしていた人々は、本当にショックだったかもしれません。もっと危機感を持って選挙運動をしなかったことを悔やんでいる人も多いことでしょう。いまさらデモをしてもどうすることもできません。クリントンさんになったからといって、全てがバラ色ではないでしょうが、今までの流れを踏襲した安定はあったと思います。
私は、一応古希の歳まで生きて、共産主義は、決して人間にとって真の幸せはもたらさない事を見届けてよかったと思っていましたが、世界が恐怖政治に入りそうな状況を感じて、その行く末を見届けるまで、人間として地上に生きていられるだろうか、などと思っています。
もしかしたら”トランプ マジック”に、人々は歓声をあげるときが時がくるかもしれません。未知数の未来です。
しかし、話は多少違いますが、日本にしてもあちこちの街がさびれていく姿を見て、日本企業の海外進出は間違っていないだろうかと、思っています。一例ですが、ある市を訪問したとき、町並みはかなり立派なのに、さびれた感じなので、タクシーの運転手さんに尋ねると、工場が海外に行ってしまった、という返事でした。
中国に進出して、中国を富ませた結果をみたらどうでしょう。中国に限りませんが、とにかく企業だけは儲けて、日本は疲弊していく状況に疑問を持っています。企業は利潤ばかり追いかけて、どうするのでしょう。ともに生きていくための仕事ではないのでしょうか。
話は違いますが、アメリカも女性差別がかなりあったのですね。なぜ女性は差別されなければならないのか、あらためて考えて見たいと思います。
寒くなります。皆様くれぐれも風邪にはご用心ください。
(抱き合って寝ている猫ちゃんたちです。これは夏の頃ですが。今は小屋の中です。猫たちでさえも肩寄せ合って生きています。況んや人間をや。左端は生きていたときのキヨちゃんです。)