風月庵だより

猫関連の記事、老老介護の記事、仏教の学び等の記事

日曜日

2011-01-30 18:15:16 | Weblog
1月30日(日)晴のち曇り【日曜日】

寒いですね。少し外を歩いてきたら、と母に言われましたが、冬ごもりしています。

今日は、ハングルと一日向かい合っています。ハングルの本についていたCDがどこかにいってしまったので探しました。

でもそれはどこかにいってしまいましたが、別のCDを探し出しました。

柳家紫朝師匠の『粋曲』と、古今亭志ん朝師匠の「明烏」と「船徳」のCDです。それを聴いてしまいました。(おそらくこの記事に、自聰さんは喜ぶでしょう、送ります)

それから、友人に借りた長渕剛の「30th Anniversary」のライブのCDを聴いています。このライブはNHKホールに聴きに行きました。

窓の外は、いつの間にか日が落ちて、暗くなっています。

窓の外の電気の灯り、今夜はまだ少しだけしか見えません。ルナちゃんはすやすやと寝ています。キヨちゃんはまだ尋ねてきません。毎晩遊びにやってくるキヨちゃんです。

「俺の祖国、日本よ、アメリカにとけないでくれ」と歌っています。
「そろりそろりと月が上るたびに……しょっぱい三日月の夜……人と会うことが無性に煩わしくて……しかめっ面したしょっぱい三日月の夜……」と歌っています。
「僕の人生、君の人生、したたかに生きていかなければ」と歌っています。

今日は、本物の芸人、3人の芸を堪能しました。
さあ、そろそろ夕ご飯でも作りましょう。
CDを聴くことも、全くないような毎日ですが、今日は、思い切り日曜日を堪能しました。
皆さんの日曜日はいかがですか。

聞法の大事なこと

2011-01-29 10:30:30 | Weblog
1月29日(土)【聞法の大事なこと】

毎日寒いですが、皆さん、インフルエンザなどにやられていませんか。私は常ですと真っ先に風邪にやられてしまい、一週間は寝込むのですが、このところ風邪を引かない状態が続いています。

さて、今週の火曜日には、駒澤大学で、片山一良先生の『禅と経の世界』という題の講演がありました。

先生の講演は、単なる知識ではなく、教えそのものですから、お聞きしていて、身に染みわたるようでした。

どのようであったかここに書きたいところですが、先生のご講演の趣旨を間違えてお伝えするといけませんので、もう少し時間をください。

この頃はなかなか聞法の機会が少ないので、道を説く方々の教えにできる限り触れたいと願っています。

片山先生は、パーリ仏教の大家ですし、道を説く方です。せっかくの機会でしたのに、前もってこのブログでご紹介しないで、申し訳ありませんでした。どなたでも参加できたのです。またの機会にはお知らせします。

道を照らす灯りなくして、無我夢中ですと、穴に落ちても分からずに、これでいいんだ、とわめいて、身心のまことの静まりを知らずに命を送ってしまうことになるでしょう。

欲はなく決していからず、いつも静かに笑っている、そんな人にどうしたらなれるか、仏教の教えに耳を傾けて、生きることと、私は思っています。

なんと1月ももうすぐ過ぎゆきます。「命は光陰に移されて暫くも停め難し」と道元禅師もおっしゃっています。つくづく思えば、私も歳をとりました。忘れていました。

世の中についていけない孤独

2011-01-22 19:34:16 | Weblog
1月22日(土)晴【世の中についていけない孤独】

昨日友人に逢う約束があり、久々に新宿に出ました。友人と逢う前に買い物の予定があり、一時間の余裕をみて出かけました。ところが、乗車した電車が、通過するはずの代々木八幡で急停車しました。

「ただ今接触事故がありまして、この電車は緊急停車いたしました。」という社内放送が入りました。

接触事故とは、人身事故ということでしょうか。「救助のためにレスキュー隊を要請しましたので、しばらくお待ち下さい」という放送がまた入りました。救助と言いますから、亡くなってはいないようです。

ロマンスカーに新宿から乗る予定のご夫婦はこの駅で降りてタクシーに乗りたいようですが、停車予定の駅ではないので、ドアは開かずじまいです。病院の予約のある人や、会合の予定の入っているような人たちが、あちこちで電話を入れています。

しばらくすると、東京消防庁と背中に書かれたジャンパーを着たレスキューの人たちが到着しました。まさに私が乗車している車両の下に、おそらく飛び込みをした人が入っているようです。しばらくしますと「救助しました」という声が、外でしました。緑色のシートで囲まれていますので、男性か女性か、若いか歳をとった方かはわかりませんが、担架に乗せられていったようですから、やはり電車の真下に入り込んだようですが、命はとりとめたのでしょうか。

ようやく電車は動き始めました。一時間ほどの遅れが出ました。約束の時間には、全く問題なく新宿につくことができました。それにしましても、通勤していた頃、年中人身事故の為の電車の遅延にぶつかりましたが、自分が乗った電車で、それもまさに自分の乗っている車両の真下で、事故が起きたのははじめてでした。一体どんなことで、この方は電車に飛び込んだのでしょうか。

今朝も新宿駅の山手線で人身事故があったようです。

さて、話は変わりますが、帰りに電気店で買い物をしました。コピー機のインクを買いました。それからビデオデッキのコーナーに寄りました。今使っているのは、BSの録画ができないので買い換えようかとも思ったのです。

しかし、やはり高いので買うのはやめました。今までのでよいことにしようと思ったのです。しかし、そこで私は驚きました。今までのデッキは7月からのデジタル放送だけになると使用不可能になるのだそうです。ゴミになるわけです。なんということでしょう。そういうことを多くの老人は知っているのでしょうか。私は知りませんでした。

「twitter」も「mixi」も「facecard」(?でしたっけ)も知らず、やり方も知りませんし、しようとも思いませんが、いろいろな知らないことで、溢れている社会、人でさえ、知らない人だらけ、知らない人ばかりになっていたりするのではないでしょうか。

知らない孤独に耐えられない人も、多いのではないでしょうか。

いろんな人とつながりあっていることが実感できれば、話は飛びますが、電車に飛び込まないでもすむ場合もあるのではないでしょうか。

私も時々浦島太郎のような気がするときがあります。そんなとき自分だけが取り残されたような気がしましたら、アブナイでしょう。

3Dとも無縁でいきたいと思いますが、社会の有り様は、目先を変えないではいられない有り様のようです。それにいちいちついていってはいられません。

雲を見たり(この頃の季節はあまり心惹かれる雲が少ないのですが)、風を感じたり(今は冷たいですが)、猫と遊んだり(遊んでもらったり)、どこかでバランスをとって、うまく自分をコントロールしていけるとよいですね。


16年前の事

2011-01-18 22:06:18 | Weblog
1月18日(火)晴【16年前の事】

毎日寒い日が続いていますし、乾燥がひどいですから、皆さんは風邪など引いてはいませんか。(私は珍しく2年以上風邪を引いていません)

さて、昨日で阪神淡路大震災から16年がたちました。6343人もの方がお亡くなりになったのですね。

あの日の朝のことは、私も鮮明に覚えています。

先師がご存命の頃で、暁天坐禅と朝課をつとめて、部屋に戻られてから、テレビのニュースをご覧になった先師が「大変なことが起きたようだ」と教えて下さったのです。

段々に報道されるお亡くなりの人の数が増えていき、少しずつ様子が分かってきて、本当に大変なことが起きていることを朝参でも話していたことを思い出します。

16年たって、震災に遭った方々の生活も、だいぶ落ち着いてきたことでしょうが、失った家族のことは、片時も忘れられないことでしょう。

私もこの日の朝、お話をした先師のことは、いつも思い出されます。

16年たちますと、随分いろいろな変化が誰にでもあることでしょう。受け入れがたい変化もあるでしょうし、よかったという変化もあるでしょう。

神戸の町は随分復興したそうですが、復興から取り残されている人たちも、またいることでしょう。懐かしく16年前の1月16日までの町を思い出していることでしょう。

こもごもの思いの中で、16年目の日を昨日は迎えました。
お亡くなりになった方々の冥福を祈るばかりです。

少女の命

2011-01-12 10:18:54 | Weblog
1月12日(水)晴【少女の命】

昨日は、駒澤大学に久々に出かけました。『従容録』のゼミがありましたので。

次は駒沢のバス停という交差点を通過しようとしたときです、突然少女の自転車が歩道から車道の真ん中あたりまで出てきました。バスの運転手さんはハッとしてブレーキを踏みました。少女はそのまま車道の左側に寄って自転車を運転していきます。バスの運転手さんは様子を見ながら、その後ろを走っていきます。しばらくは追い越そうとはしませんでした。もし、無謀に横に出てきては危ないと思ったのでしょう。

しばらくして少女の自転車は歩道に入りました。バスは停留所で停まり、私は降りました。たしかに自転車は、車両ですから歩道を走る方がよいのですが、安全運転が原則です。駒沢の学生が大勢通行していて少女の自転車がすぐには見えませんでしたが、私は少女の自転車を探しました。そして少女に声をかけました。「さっきのような危ないことをしたら交通事故をおこしてしまうわよ」と言いました。少女は自分でもそう思っていたのでしょう、すぐに「はい」と返事をしました。「バスの運転者さんがハラハラしていたからね、気を付けてね」と言いました。久々にお節介おばさんをしました。

しかし、少女にこのことを印象づけておかないと、また平気でやってしまうかもしれません。命はいとも簡単に、あっと言う間に失ってしまうものなのですから、しつこく印象づけておいてやりたいと思うのです。

8日にアメリカアリゾナ州で起きた銃乱射事件で、命を奪われてしまった少女クリスティーナ・グリーンちゃんは9歳、ちょうどこの自転車の少女は同じくらいの年齢です。わずか9歳にして政治(おそらく慈善事業としての面でしょうが)に興味を持っていたというクリスティーナちゃんですが、まさかこのような事件に巻き込まれるとは、思ってもみなかったことでしょう。たまたま、この少女は9・11事件の日に生まれたそうです。

犯人は麻薬中毒でもあったようです。銃も簡単に手に入るアメリカ社会の恐ろしさ、日本にもすぐそこまで押し寄せてきている危険です。アメリカ社会の二の舞を踏まないためにも、打てる手を事前に打って、危険を回避し、少女の命が簡単に奪われるような事件が起きないようにしなくてはならないと思います。

お節介おばさんの力くらいでは、麻薬と銃はどうすることもできませんから、然るべき人たちに然るべきように頑張ってもらいたいと思います。自転車の少女の話から、社会の問題の話になりましたが、常に身の回りのできることからできることをしていくことは大事だと思うのです。可愛い少年少女たちの命を守るためには。


ルナの受難 猫クラミジア感染症

2011-01-08 22:19:58 | Weblog
1月8日(土)晴【ルナの受難 猫クラミジア感染症】(右目が開けづらいルナ)

ルナが片目をつぶってしまっているようなのです。腫れているようですし、光の加減で目の中になにかいるようにさえ見えましたので、慌てて病院に連れて行きました。

「これはクラミジアですね」と先生は言われました。猫クラミジア感染症というそうで、片方ずつ症状が表れるのが特徴だそうです。テトラマイシンという抗生物質の薬をもらいました。また2,3週間後には左目にも症状が表れるでしょう、と言われましたが、2週間後に左目にも症状がでました。目の周りが赤く腫れていて、目を開けづらそうです。

なぜこのような感染症になってしまったのかといいますと、キヨちゃんとの接触によるようです。キヨちゃんの家にもう一匹の猫がいますが、この猫がいつも目やにをつけていました。これを見たときに、私に猫クラミジアの知識があれば、もっと注意をすることができたのですが、全く飼い主の不注意によるものです。

しかし、キヨちゃんに、5種ワクチンを打っておけば、そこでブロックされて、ルナにはうつらないだろうと思っていたのです。これは全くの過ちでした。ルナは3種混合ワクチンしか打っていませんでしたが、こんな簡単に感染症がうつるということがわかりましたので、結膜炎の症状が治まったら、5種ワクチンを打たなければいけないと思います。5種のなかに猫クラミジアと猫白血病ウイルス感染症の予防ワクチンが入っています。

クラミジアはすでに罹ってしまいましたので、これはキャリアになってしまうそうです。猫白血病ウイルス感染症は死にいたる感染症ですから、どうしても打たなくてはなりません。キヨちゃんが発症しなければ、ルナは大丈夫という考えは間違いでした。キヨちゃんは発症しませんが、運んでくるという可能性があります。クラミジアでよくわかりました。

猫は完全室内飼いが、もっとも安全な飼い方であることを痛感しました。キヨちゃんの飼い主は外に自由にだしてしまっているのですが、外猫のキヨちゃんとの接触がいかに危険か、これからどうしようかと、考えているところです。母に反対されても二匹一緒に飼ってやるべきでした。本当に後悔先に立たず、です。

しかし、猫白血病ウイルス感染症のほうにかかる前に、気が付いてよかったと、不幸中の幸いと思っています。クラミジアに罹らなければ、もしかしたら白血病になる可能性もあったのですから。

左目も症状がでてしまいました。

ルナちゃん初受難

2011-01-04 20:45:57 | Weblog
1月4日(火)晴【るなちゃん初受難】(みなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしく。ちょっと唇の下を赤くすりむいてしまいました。)

はや、4日が過ぎようとしています。皆さんはいかがな三が日をお過ごしでしたか。
私は静かな居正月(いしょうがつー勝手な命名です)でした。今はお寺に住んでいませんので、ほとんど外部とはお付き合いのない、母と猫のルナと私だけの三が日でした。

ルナを連れて、時々散歩をします。散歩といっても廊下と階段だけですが。時々ルナがダッシュしますが、そのままいなくなるということはありません。私が追いつける範囲だけの散歩です。

ところが、昨日のこと、ルナが二階の手すりに丁度とびのったその時、真横の家の玄関が急に開きました。ルナは一瞬の逡巡もなく、手すりから飛び降りてしまいました。「アーッ!!!!」と下を覗きましたら、下に落ちたルナが見えました。

慌てて下に行きましたが、ルナの姿はありません。外まで見に行ったり、近辺を探してみましたが、姿は見えません。それでも、と思い、自分の住まいの玄関を開けましたら、階段からルナが夢中で上がってきて、中に入りました。

走ってこられましたので、骨折はなさそうです。よく点検してみますと、顎の下といいますか、口の下といいますか、多少すりむいているようです。歯は……、以前自転車置き場の屋根から落ちて、前歯を一本折っていますので、口を開けさせて見てみました。大丈夫です。折れていないようです。

今日、何メートルか計ってみましたら、四メートルほどのところから落ちたようです。ルナに言わせれば、「見事にジャンプして飛び降りたのよ、ワタシ」と言ってもらいたいかもしれません。

お陰様で、このような程度ですみましたが、「完全室内飼い」が一番安全のようです。
ルナの受難は、実はもっと他の問題もあるのですが、もう少し落ち着いてから書いてみたいと思います。猫を家族として迎えた以上、いろいろと飼い主に責任がありますね。

お正月早々の猫談義でした。
こんな平和な話をしていても、許される日本の平和を守りたいものです。

一年の計

2011-01-01 22:54:23 | Weblog
1月1日(土)晴【一年の計】

一年の計は元旦にあり、と言いますが、皆さんはいかがですか。

私は、一年の計を立てました。もし命あらばの話ですが。

今年は、毎月、書き続けたいことがあります。これだけはなんとかきりのつくまで、書きたいと願っています。途中で挫折してしまわないように、というのが、この一年の願いです。

一つは『曹洞禅グラフ』(仏教企画発行、定価200円)という季刊誌に、『修証義』の解説を今年のお正月号(No.115)から書かせて頂いています。『修証義』は多くの先人が解説や解説書を出されていますので、私のような浅学の者が書くことはないと思いましたが、浅学の者はいかに解説をするのか、というところが面白いのではないかと思います。これは開き直りの姿勢です。

興味のある方は、ご一読ください。

またもう少し、いろいろと学ぶことに熱心になりたいと思っています。

坐禅も真剣に行じたい、と願っています。膝が痛くなってきましたので、坐れるうちに坐らないと、と、いうことが分かってきました。

また今年は書道の大作を仕上げようと思っています。

またもっと気合いを入れて休息をとりたいと思っています、だらだら休息ではなく。そんなところです。この一年、忙しがらないで過ごしたいと思っています。

皆さんの一年の計もお聞かせください。
元旦もあと30分で終わりです。あっと言う間に一日が終わりです。
どうぞ佳いお年でありますように。

ブログはあまり仏教的な事を書けないですみません。