風月庵だより

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老老介護の行方 ACP

2018-01-27 17:38:13 | Weblog

1月27日(土)曇り、寒いです【老老介護の行方 ACP】

アドバンス・ケア・プランニングー患者とどのようにケアをしてもらいたいか、あらかじめ話し合いプランを立てることーたまたまテレビでこのような放送をしていたので知った言葉です。夫婦二人だけの生活で、ご主人が病気で倒れた場合、医師も交えて、最期をどのように迎えたいか、話し合っていました。ご主人は住み慣れた家で最期を迎えることを望んでいたと思います。しかし、奥さんお一人では家での介護はかなり大変ではないでしょうか。ACPで家を望まれていた場合、それができなかった時の奥さんの罪悪感のようなものが残らないか心配です。

私も母をなんとか自宅で看取りたいと思っていましたが、それは難しい状態です。毎日面会に行っていますが、生命力の強い母は、頭もしっかりしています。持参した食べ物もよく食べ、食欲もあります。ただ残念ながら、圧迫骨折を起こして以来、立つことが困難になりました。ポータブルトイレを使うために、座らせること、それからベッドに戻すこと、それが私には残念ながら力が足りず、困難になりました。

この奥さんも、ご主人は家で看取ってほしいと願っているようですが、トイレ介助はどうするのでしょうか。人間という動物にとって、食べることと、排泄をすること、この二つのことが生命を維持するために非常に大事なことであると、母の介護をしていて、つくづくと思っています。食事の介助は、電気式で起こせるベッドがありますので、割合に介助は可能です。しかしトイレの介助はかなり大変です。介護者が二人いれば、二人ならパンツの取替も、ポータブルを使わせるのも割合楽にできますが、一人ですと、腰を痛めることは必定です。

そうそう、それこそ、シャツ一枚着替えさえることも大変な労力がいります。もちろんコツもありますが、シャツを着替えさせたり、上着を着せたりしたときも腰が痛くなるほどでした。

ただコメンテーターの方々は、家で死なれると警察の検視があって大変なのでは、と言っていましたが、それは無知というものです。自宅に巡回の医師が来ている状況ならば、突然お亡くなりになっても、主治医の方が、死亡診断書を書いてくださり、問題はありません。

母は今リハビリをしてもらえる施設に預かってもらっていますが、少しでも自力で立てるようになれば有難いと思っています。状況に応じてベストの選択を、その都度その都度していきたいと思っています。

ご訪問の皆様もお互いに、やがてどのような終末期を迎えるのでしょうかね。我がACPは、今のところまだ元気ではありますが、そのようなときになりましたら、できれば3か月くらい身辺整理をする時間をいただいて、旅立ちたいと願っています。皆さんはどうですか。

寒いですから、風邪にはご注意を。

#老老介護

#アドバンス・ケア・プランニング

#ACP

 


雪の参道

2018-01-24 08:07:28 | Weblog

1月24日(木)晴れ【雪の参道】

先日は霧で見えなかったビルや前のお店ははっきりと見えますが、今度は雪で覆われました。昨日の午後は、総代さんたちが来てくださり、雪かきをしてくださいました。

お墓も綿帽子をかぶっています。雪の少ない地方なので、雪深い地方の方がご覧になったら、なんでもない景色でしょうが。

皆さん転ばないようにお気を付けください。


老老介護 五里霧中の選択

2018-01-18 20:07:52 | Weblog

1月18日(木)曇り【老老介護 五里霧中の選択】

はや18日ですね。あっという間に新しい年もすでに18日間が過ぎました。あまりに早いときの流れです。母が入院して以来、一週間目から毎日夕食を運んでいましたので、さすがに病院に2時間以上いるとそのあと疲れきってしまっていました。

母は、お陰様でまだこの世に生きられる生命力がありそうなので、一般病棟から療養病棟に移るか、どうしましょうか、という段階になりましたので、リハビリができる施設に移ることを選択しました。

果たしてその選択がよいかどうかは何とも言えませんが、本日、そちらの施設に移りました。2日がかりで施設に持ち込む衣類などの名札をつけたりズボンのサイズを直したり荷造りをしまして、兄と姪に手伝ってもらい、病院から施設への移動をいたしました。

個室しか空いていないということで、今頃は母は孤独で寂しい思いをしているのではないでしょうか。今日まで入院していた病院は看護婦さんたちもドクターも素敵な親切な人ばかりだったのですが、この施設は職員の人数も少ないようですし、なにより個室も掃除が行き届いていないうえに、食堂も掃除が行き届いていない感じで、とても気が重いです。

一か月の支払いも20万円以上かかります。介護保険は使えません。それはやむを得ないと思いました。普通の特養にはリハビリがないのです。普通の特養ですと、介護保険を使うことができるのです。しかし、リハビリをしましたら、なんとか前のような状態に戻ることが可能ではないかと思い、こちらの施設を選択したのです。

最後まで人間らしく過ごしてもらいたいと思っているのですが、最良の選択をしたかどうか、わかりません。あの掃除の行き届いていない部屋および食堂で、母の大事な残された日々を送らせるのは、あまりに可哀想な思いがあります。もちろん私が部屋の掃除をしたいと思っていますが、目下インフルエンザの流行ということで、明日からは部屋での面会はできません。せめてリハビリに期待を持ちたいと思っています。

母の最期の見送りまで、なんとか気持ちよく日々を送らせてあげたいと思い腐心している日々です。皆さんはいかがな日々をお送りですか。いろいろなことが自分の思う通りにはならないものですね。どうぞ、皆さま、お元気で。

*後から思いましたが、入所する前に施設内を見学させてもらうべきでした。時々ショートステイに行っていたところが、きれいでしたので全く心配していなかったので、後から「しまった」と思うのは私の落ち度でした。もし、このブログを訪問の方で、これからご家族を施設に入ってもらわなくては、とお考えの方は、あらかじめ入所なさるまさにその部屋と食堂は見せてもらうほうが良いと思います。2階と3階では全く別ですからまさにその部屋でなければと思います。

(今朝は朝霧がたって、参道の向こうは道路と5階建てのビルが見えるはずなのですが、全く見えないほどでした。霧というべきか靄というべきか?先の見えない今日の象徴的な現象でした。)

#老老介護

#介護老人保健施設

#施設入所の注意


謹賀新年

2018-01-06 11:22:59 | Weblog

平成30年1月6日(土)晴れ【謹賀新年】

皆様、あけましておめでとうございます。平成30年も幕を開けてより、はや6日になります。当寺もお陰様で昨日、檀信徒の皆様とのお年賀法要を勤め終わることができました。一息ついているところです。

口幅ったいようですが、住職の務めとして、檀信徒の皆様のこの一年の諸縁吉祥を心より祈念させていただきました。

世間はあまりにいろいろなことがありますが、穏やかに一年過ごさせていただくことができましたなら、有難いことです。

私はこの一隅を守って、生ききらせていただきたいと願っています。

皆様はいかがな願いをお持ちですか。新年にあたりご訪問くださる皆々様の一年が幸多かれと祈ります。

(母はお陰様で、今のところ小康状態を保っています。昔で言えば、102歳ということになります。)

(昨日の空。美しい雲の流れでした。観音様のようにふと見えた雲の一つです。)