1月27日(土)曇り、寒いです【老老介護の行方 ACP】
アドバンス・ケア・プランニングー患者とどのようにケアをしてもらいたいか、あらかじめ話し合いプランを立てることーたまたまテレビでこのような放送をしていたので知った言葉です。夫婦二人だけの生活で、ご主人が病気で倒れた場合、医師も交えて、最期をどのように迎えたいか、話し合っていました。ご主人は住み慣れた家で最期を迎えることを望んでいたと思います。しかし、奥さんお一人では家での介護はかなり大変ではないでしょうか。ACPで家を望まれていた場合、それができなかった時の奥さんの罪悪感のようなものが残らないか心配です。
私も母をなんとか自宅で看取りたいと思っていましたが、それは難しい状態です。毎日面会に行っていますが、生命力の強い母は、頭もしっかりしています。持参した食べ物もよく食べ、食欲もあります。ただ残念ながら、圧迫骨折を起こして以来、立つことが困難になりました。ポータブルトイレを使うために、座らせること、それからベッドに戻すこと、それが私には残念ながら力が足りず、困難になりました。
この奥さんも、ご主人は家で看取ってほしいと願っているようですが、トイレ介助はどうするのでしょうか。人間という動物にとって、食べることと、排泄をすること、この二つのことが生命を維持するために非常に大事なことであると、母の介護をしていて、つくづくと思っています。食事の介助は、電気式で起こせるベッドがありますので、割合に介助は可能です。しかしトイレの介助はかなり大変です。介護者が二人いれば、二人ならパンツの取替も、ポータブルを使わせるのも割合楽にできますが、一人ですと、腰を痛めることは必定です。
そうそう、それこそ、シャツ一枚着替えさえることも大変な労力がいります。もちろんコツもありますが、シャツを着替えさせたり、上着を着せたりしたときも腰が痛くなるほどでした。
ただコメンテーターの方々は、家で死なれると警察の検視があって大変なのでは、と言っていましたが、それは無知というものです。自宅に巡回の医師が来ている状況ならば、突然お亡くなりになっても、主治医の方が、死亡診断書を書いてくださり、問題はありません。
母は今リハビリをしてもらえる施設に預かってもらっていますが、少しでも自力で立てるようになれば有難いと思っています。状況に応じてベストの選択を、その都度その都度していきたいと思っています。
ご訪問の皆様もお互いに、やがてどのような終末期を迎えるのでしょうかね。我がACPは、今のところまだ元気ではありますが、そのようなときになりましたら、できれば3か月くらい身辺整理をする時間をいただいて、旅立ちたいと願っています。皆さんはどうですか。
寒いですから、風邪にはご注意を。
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