9月17日(水)晴れ【禅寺の一日】
今日は爽やかな秋空です。一仕事してきましたので、ちょっと、ブログを久々に書こうと思います。
夏の間はあまりに暑く、草よりも命が大事と、言うことにして、草取りの方にも休んでいただき、私自身も草取りは控えていましたが、あまりに草が元気すぎてどうしようもないので、二日間あまりにひどいところを草取りをしました。応援の方が来てくれましたので、助かりました。
また、その後、応援してくれた人たちと、坐禅をさせてもらいました。小僧時代は草取り作務のあともよく坐禅をしていましたが、今回は草取り後の坐禅は久々でした。
お蔭様で腰の痛みは出ませんので、今朝も草取りをした成果を見て、満足してきました。しかし、またすぐに草は生えてくることでしょう。道元禅師様も、『正法眼蔵』「現成公案」巻に「花は愛惜に散り、草は棄嫌におふるのみなり」とお書きになっています。「現成公案」が撰述されたのは、天福元年(1233)ですから、道元禅師様は京都の興聖寺にいらっしゃった頃です。34歳です。おそらくお寺の周りも草が生えていたのではないでしょうか。道元禅師様は、はたして草取りをなさったでしょうか。高貴なお方ですので、なさらなかったかもしれません。
私は草取りにいつも気を使っています。寺の住職の仕事です。またこれから、市役所の資産税課に行かねばなりません。外トイレを増築したのを航空写真から探し出したそうで、申請が出ていないから、申請するようにと連絡がありました。それこそお寺自体の登記書類やらいろいろな書類を添付して、非課税申告書類を作成しましたので、それを届けに行ってきます。
また母の後期高齢者医療保険の不足分や、高額医療費に対して少し支給してくれるというので、その手続きをしてきます。母に関しての役所関係の用事はこれで終わりです。つくづく昨日思いました。
これからは母のいない私の人生なのだということを。
お寺の仕事は、山積みです。けっして優雅な尼寺生活などではありません。頑張りましょう。