9月9日(水)晴れ【亡き本誌の誕生日祝い】
今日は、本師故余語翠巖老師のお誕生日です。重陽の節句です。いつもこの日は、老師の娘さんたちと会食をしたり、大雄山にお墓参りに行っています。しかし、今年は、コロナ禍でできませんでした。
栗ご飯を炊きましたので、あげさせていただきました。栗ご飯は、栗を剥くのが大変ですが、弟子と二人で剥きましたので、400グラムほど、割合、楽にできました。
昨晩のうちから水につけておきまして、今朝、皮むきをしました。いつもながらパソコンで調べたようにいたしました。少し、小豆も入れてみました。おいしかったです。
『金光明最勝王経』「除病品」にもありましたが、「稽首し、礼足し、合掌恭敬す。(けいしゅし、らいそくし、がっしょうくぎょうす。)」と父親の持水に対して息子の流水が教えを乞うときにこのように挨拶をしています。以前『維摩経』の中の一文から、お拝のしかたについて、このブログにも書かせていただきましたが、今、私たち僧侶がご本尊様や尊敬を表す折に丁寧な挨拶としてお拝をしますが、これは尊敬を表すインド式のご挨拶の方法なのですね。「稽首」は頭を地に着くまでさげる、「礼足」は、敬意を表すために相手のおみ足にお辞儀をする、そうして合掌し、つつしんでうやまう心を表すご挨拶です。
ということで、お師匠様にご挨拶をいたしました。
栗ご飯 天に捧げて 秋を知る