風月庵だより

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袴田さん、無罪確定

2024-10-12 15:05:42 | Weblog

10月12日(土)晴れ【袴田さん、無罪確定】

これだけは当ブログに書いておかなくてはなりません。

無罪確定です。本当に長い時間が真実を真実と認めるまでにかかってしまいました。

お姉さんのご苦労と不屈の精神、弟を信じる気持ちに、ひたすら頭が下がります。

やってもいないことの濡れ衣を長い間、着てしまいました。理不尽なことが行われたのです。(私も濡れ衣を着て、本当に苦しんだ事と時を経験しました。)

真犯人を逃してしまいましたね。

しかし、無罪が確定して本当によかったです。

 

「袴田巌さんの無罪確定へ、検察が控訴断念方針 判決覆すの困難と判断]

10/8(火) 15:31配信

1966年に静岡県のみそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)を無罪とした再審判決について、検察当局が、控訴を断念する方針を固めたことが関係者への取材でわかった。

【なぜ死刑囚にされたのか】袴田巌さん58年後の無罪検察が控訴する権利(上訴権)を放棄するか、控訴期限の10日を過ぎれば、袴田さんの無罪が確定する。今年9月26日の再審判決は、「自白」の調書や犯行着衣とされた「5点の衣類」など三つの証拠を、捜査機関による「捏造(ねつぞう)」と認定。

一連の司法判断の中で、とりわけ捜査機関に厳しい内容だった。

関係者によると、検察内では、捏造認定に反発があり、控訴も視野に検討していた。だが、再審請求審に続き再審公判でも検察の主張が退けられ、控訴しても無罪を覆すのは困難だと判断したとみられる。

 


昨日の奇跡

2024-10-12 14:47:51 | Weblog

10月12日(土)晴れ【昨日の奇跡】

昨日は、今までの長い秋雨が一休みして、気持ちよく晴れました。

先々代住職の納骨がありましたので、お天気に恵まれました。

先々代のご住職は東京のお寺に晋住されて、後継者に住職を譲りましたが、その後事情があり、長野県に老夫婦でお住まいでした。ご遷化されまして、こちらのお寺に納骨を、というご依頼がありましたので、四十九日忌と納骨のご供養を、当寺で任せていただきました。

その方が、老僧にとって、かえって良かったのではないかと、思いました。お母さまのお骨も当寺にありますので、母の傍に納骨されるほうが、よろしかったであろうと、思いました。

後継者を決めるときには、慎重にしないと、と思いますが、展開していく流れに感謝し、憂いなく、安心してお遺骨をお任せくださったと思っています。

次の写真の蝶々さん、羽根を広げているので峨でしょうか。初めて見ました。納骨の間じゅう、傍らでずっと控えてくれていました。カラスアゲハとも違うようです。老僧の使いかもしれません。なんでも奇跡ととらえると面白いので。人生楽しく参りましょう。

〇これは、ナガサキアゲハ という蝶々だそうです。西日本以西、以南に生息していますが、今は温暖化で東や北に来ているのだそうです。アゲハ蝶の中で、最大級だそうです。

〇今朝、そうか、と分ったこと!これはメスのナガサキアゲハなのです。老僧のお母さんに違いありません。戦争で北方から帰って来ないご長男の帰還運動をつとめ、舞鶴まで何回も出かけた老師のお母さん、ついに帰還されず、お骨も戻りませんでした。高尾山の行者のご修行もしたそうですが、そのお母さんが、次男のお骨の納骨を見守っていたに違いありません、と、分かったのです。

誰にも迷惑のかからない面白い想像は、ヨシとしましょう。