平成24年4月11日
今度の日曜日、霞ヶ浦フルマラソンを走る予定です。おそらく私にとっては最後のフル挑戦となるでしょう。そのため毎日ジョギングを欠かしませんが、現在疲労がピークに達しベストとは程遠い状態です。これは連日同じ筋肉ばかり酷使するせいだと思い、異なる筋肉の活用を図るべく、一昨日単独ハイキングに出掛けました。行った場所は奥多摩の山で古里から川乗山~本仁田山~鳩ノ巣駅の行程、実はこのコース、登山を始めた40年近く前の初冬に逆コース(一部異なりますが)で歩いて以来です。まだ20代半ばで上京したばかりの私は、不器用で気が利かぬ性格から仕事もパッとせず、又赤面症で社交性が無いため恋人は勿論親しい友さへ存在せず、山へ行く事でしか心の淋しさを癒せなかったのです。日々の鬱屈を抱え込んだまま、冷え冷えとした山野を一人黙々と歩む若き頃の自分、その淋しげな姿を思い返すと愛おしささへ感じます。そして老境へ向わんとする今の私が同じ道を歩んでいる事にありがたさを感じています。さてハイキングの効果は、今度のフルマラソンに発揮されるでしょうか。密かな目標はあるんですけど、多分無理だろうから口外いたしません。