Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

妻沼町の国宝「聖天山本殿」

2013年02月06日 | 旅行

 平成25年2月6日

 埼玉県妻沼町にある国宝「妻沼聖天山(メヌマショウデンザン)本殿」は、以前NHKテレビで埼玉の日光東照宮として紹介されていた。先日雪だるまクラブのスキーツアーでご一緒した障碍者サポート仲間のMさん(妻沼町在住)も、その建造物彫刻の素晴らしさを誇らしげに教えてくれた。同じ埼玉県人として一度は拝観してみようと妻とドライブがてら妻沼町へ向かった。利根川近辺の小さな街中に建つ妻沼聖天山は以外に大きなお寺だった。晴天下、冬枯れの静かな境内には我々と似た様な来訪者が数組訪れていた。国宝の本殿は、江戸中期に広く一般庶民の浄財寄進を受け、妻沼の工匠、林兵庫正清の手で設計され、25年の歳月を経て構築されたと解説板に書かれている。賽銭箱が置かれた本殿正面の外壁彫刻も中々見事だが、左横の木戸(有料大人7百円)を潜って拝観できる本殿裏側の外壁彫刻の艶やかさ緻密さは一見の価値があり、想像以上に素晴らしいもので、近在に住むMさんが自慢するのも無理はないと思った。団塊世代の男性ボランティアガイドさんが優しく熱心に案内してくれた事も、印象をより深めてくれる要因であった。こんな立派な遺産が埼玉県内にある事を知り何だか嬉しくなった。

 

国宝「聖天山本殿」

 隣接する巨大都市東京の影響が強すぎるのか、埼玉県民は妙に卑屈な感情を持ち郷土に対する愛着や誇りが薄いような気がしてならないが、全国的には殆ど無名の「妻沼聖天山」は、もっと全国に誇ってよい埼玉の素晴らしい遺産ではなかろうか。

 

重要文化財「聖天山、貴惣門」

 

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