9月19日(木) 天気=曇り時々晴れ
07:01旭又登山口駐車場→ 07:10宝蔵岳コース分岐→ 08:40宝蔵岳→ 09:08~09:32大平山(奥岳)→ 10:00御手洗→ 10:23宝蔵岳コース分岐→ 10:30旭又登山口駐車場
大平山は秋田市の西に位置し古くから山岳信仰の山として賑わっているそうだ。林道終点にある旭又登山口は車20台以上駐車できる広場とトイレがある。
小川に架かる橋を渡って歩き始める。沢沿いの歩道を10分程進むと右に宝蔵岳コースが分岐する。右折して宝蔵岳コースを進む。この道は宝蔵岳まで標高差約700m尾根の急登が続く。しかし豊かな樹林が陽を遮ってくれるので心地よく登って行ける。
宝蔵岳コース登山道
途中、軽井沢コースと合流し更に進むと前面に緑に覆われた宝蔵岳が現れた。狭い尾根道を伝って宝蔵岳(1036m)に着いた。山頂には何の標識も無い。目指す大平山(奥岳)は指呼の距離で、山頂の建物がはっきり確認できる。
前面に宝蔵岳
宝蔵岳先から大平山(奥山)
宝蔵岳から一旦降って弟子還の鎖場を通過する。ガイド本では初心者注意の難所とあるが、鎖が20~30m続く急場というだけで大して危険はない。急登を頑張ると程なく山頂の大きな鳥居が出迎えてくれた。AM9時過ぎ大平山(奥山)(1170m)に到着した。
弟子還鎖場付近の岩場
山頂には立派な神社と宿泊も出来る有人の社務所がある。「白鳳二年(西暦673年)役の行者小角という人が創建した。」と案内板には書かれている。山頂からは360度の展望、北~東~南にかけて様々な山を望めるが、東北の山に疎い私には山名を同定する事はできない。西には秋田市街や男鹿半島を望む事ができた。
山頂の神社
大平山(奥山)山頂
山頂から東の和賀岳?方面
山頂から旭又コースの下山道
30分程の休憩を終え、山頂を後にする。山頂直下に銀色に塗られた金属製の大鳥居があり一部は雪害の為か破損していた。大鳥居の先で登山道は分岐し左折して降って行く。下山の旭又コースはメインルートなので次々と登山者が登って来る。大部分が中高年の人々だ。
下山道から山頂を振り返る。
山頂から30分程で「御手洗」に着いた。此処は水場と赤頭巾のお地蔵さんが安置された広場があり絶好の休憩地点となっている。この先もジグザグにグングン降って行く。やがて沢音が高まり沢沿いに降り立った。此処にも小さな祠があり標柱に「御滝神社」と記されている。
御手洗いのお地蔵さん
この先は沢沿いの緩やかな道を進む。途中沢に架かる橋が流失しており、数名の作業員の人達が復旧工事の最中だった。仮説橋を渡り更に降って行くと朝方登った宝蔵岳コース分岐に戻って来た。
宝蔵岳コース分岐
登山口に戻ると駐車場には10台以上の車が停まっていた。明日は真昼山塊の和賀岳を登る予定なので、大仙市へと向かう。大仙市内の中里温泉は宿泊も出来る公営温泉で風情の無い外観だが、入浴料400円と安く浴場も清潔でとても良い温泉だった。温泉を出ると食料を調達し真木林道の最奥にある和賀岳登山口に向かった。登山口にはトイレ付の綺麗な避難小屋もあった。今夜は此処で車中泊します。
旭又登山口の駐車場(下山時)