Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

新潟、二王子岳登山

2013年09月24日 | 山歩き

9月24日(火)  天気=晴れ後曇り

 

06:11二王子神社→ 06:58~07:04一王子神社→ 07:34五合目→ 08:32~09:00二王子岳→ 09:42五合目→ 09:59一王子神社→ 10:25二王子神社

 

 新発田市東端の二王子岳は、新潟平野からは屏風のように聳えよく目立つ山です。昨夜は国道7号沿いの道の駅「加治川」で車中泊し今朝早く登山口の二王子神社にやってきた。此処には立派な社殿が建っており広い駐車場もあった。登山口の登山者カードに記帳して出発する。

 二王子岳に向かう途中、朝焼けの二王子岳

 登山口の二王子神社本殿

 最初は清冽な渓流沿いに登って行く。信仰の山として登る人が多い為か登山道は良く整備されている。50分程歩き沢から尾根に移った辺りが三合目で、登山道脇に一王子神社の石碑と避難小屋がある。

 一王子神社石碑

 この先は山頂へ向けて尾根道が続く。緩急織り交ぜた登山道は快適に歩いて行ける。一合目ごとの標柱も設置され良い目印になっている。ただ今日は蒸すので暑さが堪える。独標(994m)と呼ばれる五合目まで三合目から30分程掛かった。

 下の方から「ヤッホー」という男の声が聞こえた。誰か私の後を登って来ているようだ。その後も同じような傾斜の道が続く。標高1200mを過ぎた辺りに「油こぼし」と呼ばれるロープの張られた急坂があるが難所と呼ばれる程危険性は無い。そこを過ぎると七合目で左上方に二王子岳の山頂部が見えた。

 油こぼしの鎖場

 左上に山頂台地が見えてきた。

 先程聞こえた「ヤッホー」の声が再び聞こえ今度は大きい。随分健脚の人みたいだ。抜かれるのは口惜しいから私も意地になって脚を早める。甘露な水場もある美しい草原を通過し急登を頑張ると三王子神社の石碑が建つピーク(1369m)で此処が九合目、もう山頂までの標高差は殆ど無く緩やかな道を進むだけだ。後続の人が気になり振り返るが、まだ姿が見えない。

 山頂直下の池塘

 小さな池塘の脇を通り無人の無線中継所に着く。此処は既に広々とした山頂台地の一角で、更に進むと赤いカマボコ型の避難小屋があり、その奥が二王子岳(1420m)だった。

 赤い色の避難小屋

 私が山頂に着いて程なく短パン、運動靴に超軽装いわゆるトレラン姿の男性が現れた。「ヤッホー」の人だ。会話を交わすと地元の人で付近の地名等を説明してくれた。私が「三百名山巡りの旅をしている。」と話すと「羨ましいなあ。私も退職したら是非やりたい。」と言った。こんな私を羨ましいと言う人もいるのか。と新たな思いだった。

 二王子岳山頂

 山頂から飯豊山塊方面

 山頂から北の眺め

 山頂付近から南の眺め

 山頂からは飯豊山塊の全貌が望め、正に飯豊の展望台、その他にも越後の山々や新潟平野、佐渡島島見え素晴らしい眺めが拡がる。トレランの男性が去った後も私は山頂が名残惜しくしばらく眺望を楽しむ。

 30分程滞在して山頂を後にする。気温が更に上り下山の道も楽ではない。降りは登りに比べ重力を味方にするから一見楽そうだが、スピードと身体への衝撃は増すから体力の消耗度は大して変わらない。ただ良く整備された道なので気遣い無く降って行ける。

下山の途中次々に登山者とすれ違う。平日なのにこの賑わい、流石に人気の山だ。往路を忠実に降り、山頂から約1時間半で登山口の二王子神社に戻ってきた。

 さっそく登山口に看板があった二王子温泉に向かうが、病院に併設されているこの温泉、一般の人には土日しか解放していないという。「それなら看板に、その旨一言書いとけよ。」と文句を言いたかった。ナビで検索して近隣の日帰り温泉「あやめの湯」向かう。こちらは素朴な温泉だが400円とリーズナブルで入浴客も少なく満足のお風呂だった。明日は三条市郊外の粟ヶ岳を登る予定、天気予報は「曇り後雨」なので登山中に降られないか心配だ。

コメント
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