10月22日(火)
先日中央アルプス登山に出掛けた時、時間があったので駒ヶ根市内の名所旧跡の他図書館にも寄ってみたのだが、そこの館内の雰囲気が我が町の図書館と随分異なっている事に気付いた。読書スペースに居る誰もが全員居眠りもせず熱心に新聞や本を読んでいたのだ。
「そんなの図書館だから当たり前だろ。」と言われそうだけど、我が町では違うのだ。我が町の図書館は割と洒落た造りで数少ないオラが自慢の一つなのだが、日中訪れると読書スペースにあるソファーは中高年(殆ど男性)に占領されその大半は爆睡中、大口を開け、鼾をかいて中には歯ぎしりし靴を脱ぐ者すらいる。
これを察するに、昼間居場所の無いオッサンどもが、家庭内難民となって図書館で惰眠の時をやり過ごしているのではなかろうか。彼らの存在は本来の目的で図書館を利用する人にはハッキリ言って大迷惑、これでは○○市図書館という看板の横に「○○市家庭難民収容所」という看板も併せ掲げねばならないようだ。
かように鋭く彼らを糾弾する私も、図書館のソファーに座り読書を始めた途端、強烈な睡魔が襲ってきて、フッと意識が遠のいてしまった。アリャーいつの間にか私も家庭難民と化していた。もしかしたら、ここの図書館のソファーには、強力な誘眠剤が浸み込んでいるのかも知れない。