Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

青森、白神岳登山

2013年10月28日 | 山歩き

10月28日(月)     天気=晴れ時々曇り

 

09:35登山口駐車場→ 10:12二股分岐→ 10:48最後の水場→ 11:20蟶山(マテヤマ)分岐→ 12:31大峰岳分岐→ 12:46~13:10白神岳→ 13:22大峰岳分岐→ 14:17蟶山分岐→14:20蟶山→ 14:23蟶山分岐→ 14:最後の水場→ 15:10二股分岐→ 15:36登山口駐車場

 

 昨日登る予定だった白神岳、悪天の為今日に順延した。昨夜宿泊したのが80キロも離れた男鹿温泉だったので出発が遅くなってしまった。登山口駐車場には5台程車が停まっていた。車道を5分程歩くと小さな小屋がある、室内には入山者記録ノートがあり、今日付で5組のパーティが記入されていた。

 登山口(緑の旗のところから登山道が始まる。(左の小屋で記帳する。)

 此処から登山道が始まる。右足下に白神川が流れる緩やかな道を40分程歩いて二股分岐に着く。右手の道は白神川に沿う沢コースで渡渉があると標識に書かれていたので、左折する無難な蟶山コースを進む。

 二股分岐(黒い標識の左から登って行く。)

 二股から蟶山まではジグザグの急登が続く。600~800mの標高があるこの辺りの紅葉が一番見事で黄色に体が染まりそうだ。早くも単独の男性が降って来た。無愛想な輩で「コンニチワ」と言っても黙殺し、そのくせ妻の会釈には応えるその態度にムカついた。

 二股分岐上部の紅葉

 蟶山分岐下の最後の水場

 蟶山直下の分岐から白神岳に向けて緩やかな尾根道に変わる。昨日の寒気が残っているのか空気が身震いするほど冷たい。この辺りの木々は落葉し、紅葉を終えていた。樹間越しの右手に小さな避難小屋を従えた白神岳山頂が見えた。

 緩やかな尾根道

 

40分程進むと登山道は大峰岳から白神岳へ続く稜線に向けて標高差200m余の急登に変わる。一番苦しい胸突き八丁だが、周囲の展望が開けてくるので気が紛れる。黙々と登っているとヒョッコリ稜線上の分岐に着いた。

 急登の道から白神岳と避難小屋

 

此処を右に曲がって白神岳へ向かう。もう標高差が無いので平坦な笹道を進むだけ、此処で2組の登山者とすれ違う。分岐から15分程で山頂手前にあるトイレと避難小屋に着いた。いずれも小奇麗な建物だが、トイレの方が大きく立派なのが一寸可笑しい。

 大峰岳分岐から白神岳への道

 父娘らしいアベックと交代するように念願の白神岳山頂(1232m)に着いた。時折流れる雲が邪魔するが、360度の展望が素晴らしい。西面は日本海の大海原と海岸沿いには集落が点在し、東面はたおやかな白神山地の峰々とその奥に岩木山や八甲田山も確認できる。標高の高いその山々は、早くも白く冠雪している。

 白神岳から東面、左奥に岩木山

 白神岳から西面の日本海と海岸線

 山頂から避難小屋(右)とトイレ(左)

 白神岳山頂

 ノンビリしたいが、寒風を伴った雲に視界を奪われ始めたので山頂を後にする。下山も往路を忠実に降る。蟶山付近まで降ると再び陽が差し始めた。流れる雲の領域は標高の高い場所だけのようだ。蟶山分岐の所で私だけ空身で蟶山(841m)をピストンする。数分で着いたピークは展望も効かず小さな標識があるのみだった。

 蟶山山頂

午後2時過ぎた時刻なのに次々と中年の男女が登って行く。言葉を交わすと地元の山岳会の人達で、今宵は避難小屋に泊り山頂での一夜を過ごすようだ。皆さん雰囲気の良さげな人ばかりだった。

二股分岐の降る途中の嫌な岩場の所で妻が脚を滑らした。一瞬ヒヤッとしたが何事も無く安堵した。妻は過去数回下山途中に転倒事故を起こしている。いずれも大事に至ってないが、疲れの溜まる下山時こそ危険度が高まるので気を引き締めて降って行く。

午後3時半過ぎに登山口の駐車場に戻ってきた。明日は岩手の姫神山に登る予定なので、これから長躯、盛岡市まで向かう。海岸沿いに出て見上げると白神の峰々は雲に隠れ、その姿を見る事は出来なかった。

 

 

 

 

 

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