Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥秩父、釜ノ沢五峰登山

2013年10月20日 | 山歩き

10月19日(土)    天気=曇り一時雨

 

09:05長若中学前バス停→ 09:43~10:00法性寺(32番札所)→ 10:20観音像→ 11:52~12:25長若山荘→ 12:52一ノ峰→ 13:25~35三ノ峰→ 13:55五ノ峰→ 14:15登山道分岐→ 15:00長若山荘→ 15:26長若中学前バス停

 

 

 私の所属する山の会の10月山行は秩父近郊にある「釜ノ沢五峰」という聞き慣れない山だった。標高が最高でも500m余しかないというので、軽いハイキングのつもりで出掛けたが以外と面白い山行になった。

 今にも雨が降りそうな天気の中、西武秩父駅発小鹿野町行きバスは超満員の盛況だった。出発地の長若中学前には30分程で着いた。今日の参加者は20名、会の山行では今年一番の人数じゃなかろうか。

 長若中学前バス停

 いかにも奥秩父という風情の田舎道を40分程歩き、秩父32番札所の法政寺に着いた。此処でリーダーから山行説明があり、体操を実施した後歩き始める。石段を登った本殿で今日の無事を祈願する。この本殿は岩肌に寄り添うよう造営されて独特の佇まいだ。

 法政寺門前(32番札所)

 本殿内の石像等

 登山道が始まる岩の割れ目

 本殿横の岩の割れ目の間を潜って登山道が始まる。道跡は薄くあまり明瞭でない。20分程で岩壁の上に着いた。岩壁の縁にはスラリとした観音像がある。お船観音と呼ばれているそうだ。その少し上の岩塔には如来様が安置されている。如来様を拝むには十数mの鎖場を登降せねばならず、これが少々スリリングだった。

 絶壁上の観音像

 如来像の岩塔の鎖場

 岩塔の如来様

 この後、釜ノ沢集落まで一旦降る。集落には「長若山荘」という立派な旅館がありその脇で昼食タイムとなった。食事を終えると「釜ノ沢五峰」に向けて登り始める。Hリーダーの話に寄れば「この山域の登山道は、長若山荘の先代が自費で開いた道だと言う。」

 釜ノ沢に向けての嫌な降り

 釜ノ沢の長若山荘

 最初は滑りそうな木橋を渡り、沢を少し登って急登が続く。尾根に達してしばらく登ると一ノ峰ピーク、南に視界が開き熊倉山から武甲山にかけて山波がウッスラ見える。続く二の峰の降りは10m程の鎖場で今日のハイライト、しっかりした鎖が設置されているから見た目より容易に降れた。

 五ノ峰に向けての登り

 続く三ノ峰ピークも南側の展望が良い。少し狭いが此処で全員の記念写真を撮る。三ノ峰の降りは大した事なく四ノ峰と五ノ峰はピークと言うには大袈裟な小さな高まりだった。

 三ノ峰ピークで全員写真

 三ノ峰の山頂標石

 四ノ峰の山頂標石

五ノ峰の先に今回の最高地点565mピークがある。こちらは北面の展望がある。しかし曇り空で遠望が効かず、近場の低山しか見る事ができなかった。鎖場の通過等で余分に時間を費やしたせいか予定の行動時間より遅れている。帰りのバス乗車時刻が迫ってきた。

 565mピークから北の展望

 565mピーク先の鞍部で、Hリーダーが「予定した布沢峠へは向かわず、此処から左側斜面を降る。」と言う。地図に道の記載は無く、踏み跡の殆ど無い樹林帯を強引に降って行く。程なく下に小さく屋根が見えた。そこを目標に降ると細い車道に降り立った。どうやらこれで16時15分のバスに乗車できる目途がついたとホッと安堵した。そのバスを逃すと2時間待たねば次のバスが来ない。

細い車道をワイワイ喋りながら降って行く。20分程降ると昼飯を食べた長若山荘に着き、更に脚を休めず急ぎ足で歩いて15時26分に出発地点の長若中学前に戻ってきた。予定通りやってきたバスに乗り、西武秩父駅に到着し此処で無事現地解散となった。

 一部の人達はビールや焼き鳥等のツマミを買って、駅構内の休憩所に陣取りささやかな打ち上げとなった。最近単独での登山が多い私だけど、こうして沢山の仲間と行く山も楽しい。来月は私が担当の三頭山登山だが、どれ程の人が参加してくれるだろうか。?

 

コメント
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