10月11日(金)
先日、中アルプス宝剣岳登山で妻が高山病になったのは、私の計画が甘かったのではと反省している。普段低地で暮らす人間が突然標高の高い場所へ行った時は、すぐに身体が順応しない。標高2千6百余のロープウェー千畳敷駅に着いた時、そこでお茶でも飲んで1時間ほど滞在し高度順化すべきだったのだ。到着してすぐに登り始めたものだから、身体が馴染まず高山病を発症したのだと思う。ガイドブックには載ってないけど、千畳敷のような標高の高い場所から登山をする場合は、重要留意事項だから他山の石としてください。
山麓に降った妻はすっかり元気を取り戻したので、安堵して午後は駒ヶ根市内の神社仏閣等を観光巡りして楽しんだ。普段は口喧嘩ばかりで仲が良いとは言えぬ我々夫婦だが、相方に突然具合悪くなられると、良からぬ徴候ではと心に不穏なさざ波が立つ。