先日、いつものメンバーでテニスをやっていた時の事、休憩中にサッカーの事が話題になり、「ハットトリック」の語源は何だろうネ。という話になった。するとMさんがやおら取り出したスマホに「ハットトリックの語源は」と喋ったら、スマホ画面に「クリケットで3得点を挙げた選手に帽子を与えた・・・何たらかんたら」と詳しい説明が瞬時に表示されて、イヤア~たまげた。
そう言えば女優の広末涼子がスマホに日本語で喋ると英訳分が表示され、それを介して外人男性と口喧嘩する何てCMがあったけど、これがあれば外国語が出来なくても容易に外国人と会話が出来る夢のようなアイテムで、日進月歩のテクノロジーには驚くばかりだ。
スマホが普及した現代に「何を今更」と思われるだろうが、私の子供時代だった頃と比較したらその差は歴然とする。何しろその頃の貧困を極める我が家にあった家電製品は「ラジオ」「アイロン」「電球」・・遅れて「白黒テレビ」位なもので、当世の人が当り前のように持つ「パソコン」「デジカメ」「電子辞書」「携帯電話」「ワンセグナビ」・・エトセトラ等は、半世紀前の人にとって夢・空想の中でしか有り得ないようなアイテムばかりだ。
こんなに進歩したテクノロジーの恩恵を享受する現代人なのに、半世紀前の不便な時代に生きた人々より笑顔が少なく幸せそうに見えないのは一体何故なんだろう。