7月30日(水)
朝日新聞の今日の朝刊で、全国の総住宅戸数に占める空家の割合が13.5%もあり過去最高を記録したと特集が載っていた。その数は820万戸もあり凄い数に一寸驚いた。
そう言えば数日前訪れた安曇野にある I さんの古民家もそんな空家の一軒だった。私が訪れた時には水や電気も通じ一応の生活はできるようになっていたが、人が住める状態にするまで I さんの苦労は並々ならぬものがあったようだ。
翻って大都会の片隅には多くのホームレスやネットカフェ難民と称する人々が存在している。こういう人々は住所を持たぬが故に職を得る事もできず、社会の底辺から抜け出せないでいると聞いている。
人生とは皮肉なものである。片や持家に苦しむ人が居て、片や住む家が無く苦しむ人がいる。それぞれ一筋縄でいかぬ問題とはいえ、このミスマッチ何とかならないものだろうか。
こういう陽の当らぬ問題こそ大いに政治の力を発揮してもらいたいものだと痛切に思う。でないと憲法・防衛を言う前に、日本という国の土台が腐っていくじゃないかと不安です。