7月24日(木)
私は「水も滴るイイ男」何て言われた事は生まれてこの方一度もないが、実は「水虫たたるイイ男」なのだ。三十数年前に罹患して以降の長い付き合いだ。
罹患した当初は若干苦労したものの、その後時折皮膚科病院でもらう薬を塗ってからは、痛くも痒くも無く今日まで続いている。ただ完治してる訳で無く菌が爪の中に潜むいわゆる「爪白癬」の状態にあるらしい。
生活に支障が無いから、このまま死ぬまで共存共栄でイイヤと思っていたが、妻からは「うつされるのは嫌」とスリッパ、バスタオル等は厳格に区分され、「病院行けば」と陰に日にプレッシャーを受けていた。
「川越に良い病院があるよ。」とその妻から情報が入った。川越駅近くにあるN皮膚科クリニックで、院長のN先生は水虫の権威であるらしくテレビにも出演しているという。
私も治ればそれに越した事は無く、N皮膚科クリニックへ行ってみた。待合室は満杯で、お年寄りだけでなく意外にも若い女性も多かった。2時間以上待たされて診察を受けた結果、「水虫菌がありますね」とN先生から言われ、治療方法について指導を受けた。
その方法とは、飲み薬を朝夕各1回、これを一週間飲み続け、その後三週間休む。これを3サイクル繰り返せば治るとの事。「何十年も居座ったシブトイ奴がこれくらいで治るものだろうか。」と半信半疑なのだが、とにかくやってみる事にした。
もし完治したら長年の仇敵を倒したようなもので。この病院の実名を広く世間に公表し、天下の名医と大いに褒め称えてあげたいと思う。