12月1日(水)
昨日都内の病院でCTとエコーの検査を受検した。13年前胃癌の手術を受けて以降、経過観察という名目で毎年欠かさず受けているものだ。検査をしたからと言って病気を防げる訳では無いけれど、まあ早期に発見できれば助かる確率も上がるだろう。「あの世への旅立ちは遠く無い。」何て時折言ってはいるけれど、実のところ健常者でいるうちはまだ死にたくない。
検査が午前中に終わったので、世田谷区の病院から渋谷を経由して池袋駅までウォーキングで行く事にした。前回はJR山手線の東側だったので、今回は西側を歩いてみた。
多くの外国人で賑わう渋谷の繁華街を抜けると明治神宮がある代々木の森、ちょうど紅葉が盛りだった。新宿駅の南口は次々と新たな高層ビルが建ち行く度に変貌する。渋谷に劣らず人出の多い新宿西口を抜け、大久保駅辺りから住宅街に変った。すれ違う子供連れの若い奥さん方がいずれもタレント顔負けの美人揃いに見え流石に都内と思うのは、田舎者の劣等感からなのだろうか。
尿意を覚えて年寄りゆえ我慢の限界に達したが、都会の住宅街に放出すべき場所は無い。これが山中ならばそこらの草叢で幾らでも可能なのだが・・・・新宿百人町の公園にトイレを見つけやっと危機を脱した。
高田馬場界隈も新宿・渋谷に次ぐ賑わいで、下校時間だからであろうか大学生風の姿が多い。西武新宿線の踏切を渡り、目白駅周辺は住宅街で落ち着いた風情だが、池袋が近づくにつれ徐々に賑わいが増し、そして見慣れた池袋西口の繁華街へ突入した。
渋谷から池袋まで時間にすると約2時間、直線距離にすると8キロ程だろうが、アチコチ曲って歩いたからトータルだと10キロ以上はあるだろう。見知らぬ界隈も多かったのでけっこう楽しかったが、革靴で舗装道路を歩くのは意外に疲れる。じゃ何で歩いたかというと、一杯飲み屋でグビーッと美味い生ビールを飲みたかったら、「一億総活躍」を宣言された安倍総理の御心に逆らい、平日の昼間から美味しくいただきました。
渋谷駅池袋駅