Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

群馬県、子持山登山

2015年12月08日 | 山歩き

 12月6日(日)   天気=晴れ後曇り

08:55五号橋駐車場→ 10:05~15電波塔→ 10:50獅子岩→ 11:23~28柳ヶ峰→ 11:55~12:54子持山→ 13:20~25柳ヶ峰→ 13:55~14:00大タルミ分岐→ 14:50林道終点→ 15:05五号橋駐車場

 

 「群馬県渋川市近郊の子持山へ行かないか。」と山の先輩Sさんから電話が入った。子持山と言えば山麓に群馬天文台がある。「じゃ登山の後、天文台の望遠鏡で星を観ませんか。」とオプション提案すると、Sさんは「オッいいねえ。」と賛同し結局一泊泊りで行く事になった。

 今回の山行にはS夫妻、同じく山の先輩Iさん、 I さんの義弟Aさん、そして我々夫婦の6名が参加した。合流場所の「道の駅こもち」に全員集合すると2台の車に分乗し子持山へ向う。

 5号橋の登山口

 子持神社の鳥居を抜け、狭いながらも道は奥へと続く。浅間経由の登山道入口がある5号橋の脇の駐車場に車を停め、ここから歩き始める。車道を進み6号橋の先で獅子岩経由の登山道が右に分岐しており、この道から登る事にする。

 狭い林道を進むとすぐに「獅子岩・山頂」と書かれた標識があり、そこから登山道に変った。植林帯から落葉樹帯へと道は変り、標高を上げるにつれ傾斜も強まり、裸の木々の合間から冬の日差しが明るい。林間を吹き渡る風は身震いする程だが、熱る身体を冷ましてくれ登山するにはちょうどよい天候だ。

 獅子岩に向かう登山道

 獅子岩の岩壁

 登るにつれて子持山のシンボル、獅子岩の岩壁が前方に垣間見えるようになった。やがて電波塔が建つ小さなピークに着いた。歩き始めて約1時間、ここで一息いれる。電波塔の先からは更に急登になる。岩稜の尾根に変った地点で7号橋からの登山道が左手から合流する。岩稜右側壁下を巻いて再び再び岩稜上に出ると獅子岩が目前だ。獅子岩ピークに向かう道が左に分岐している。

 電波塔のピーク

 7号橋から登山道合流地点

 岩稜右側壁下の巻道

 仲間と離れ私一人で獅子岩へと向かう。獅子岩の東斜面をトラバース気味に登り、更に鉄製の長梯子と鎖場を攀じ登ると獅子岩最高点で、「御嶽山神社」と書かれた石碑が建っていた。虚空に突き出た岩塔からの眺めは絶景で、正に神のおわさる場所という感がある。

 獅子岩最高点の石碑

 獅子岩ピークから子持山方面(手前の山を登る仲間の姿が見えた。)

 仲間が撮ってくれた獅子岩の私

 獅子岩ピークから志賀草津の山々(右奥)と浅間山(左奥)

 獅子岩を降り、脚を速めて再び仲間と合流し、子持山へと登って行く。先程までたかく鋭く聳えていた獅子岩が、登るにつれて、だんだん目線の下へ沈んでいく。やがて左手から浅間経由の道が合流し、子持山の前衛峰、柳ヶ峰ピークに着いた。ここから子持山まで直線で500mも無いが、岩場が連続しけっこう険しい道だった。

 登山道から獅子岩を振り返る(遠くに利根川の流れと渋川市街)

 柳ケ峰ピーク

 子持山山頂手前の岩場

 山麓の集落でお昼のサイレンが鳴り響く直前に子持山(1296m)に到着した。団体登山の人達が占拠していたけれど、我々が着くと山頂を明け渡してくれた。山頂での記念写真を終えると山頂手前の空き地でコンロに火をつけランチタイムとする。

 子持山山頂

 山頂から沼田市街(左側)と遠くに奥日光の山々

 凍える風の中で、暖かい食べ物に心身が寛ぐ。約1時間の休憩を終え山頂を後にする。柳ヶ峰ピークまで戻ると、右折して浅間へ向かう道を降って行く。このコースは岩場こそ無いが落葉の積もった樹林帯の急降りで、鞍部の大タルミまでけっこう嫌らしかった。大タルミから7号橋への道が左に分岐しており、左折してこの道を降る事にする。

 大タルミへの急な降り

 大タルミの登山道分岐点(林の奥に獅子岩が見える)

 沢沿いの緩やかな道をノンビリ降って行くと、やがて舗装された林道に着き、そこからは林道を降る。この下山道は奇岩、大岩、岩壁、涸れ滝と見所が多くて楽しい道だ。 I さんの説によれば古い火山活動の跡らしい。

 沢沿いの下山道

 岩壁の涸れ滝(獅子追手滝だったかな?)

実は遠い昔の元気が満ち溢れていた頃に、同じコースを単独で辿っている。しかしその時の記憶が殆ど無い。僅かに残る記憶は、狭い山頂と季節外れの雪が降りヒヤヒヤして運転した事くらいだ。たぶん山岳マラソンの勢いで、景色も見ずに山頂も折り返し地点のつもりで急ぎ歩きしたからだろう。周囲を眺めつつゆっくり歩けば、こんなにユニークな山だったのかと認識を大いに改めさせられた。

 岩壁下の神社(子持神社の奥社?)

 車を停めている5号橋駐車場に戻ると、藤岡に自宅があるAさんとお別れし、今日帰宅する妻を敷島駅まで送り、残る4名は道の駅「中山盆地」に併設された高山温泉「コテージ」へ向かう。

このコテージ1棟(最大6名収容)1万5千円の料金であまり期待していなかったが、設備が整い意外に快適な施設、近くにコンビニもあるし4~6人で泊るならお勧めできる宿泊施設である。

 道の駅「中山盆地」のコテージ(少し上に日帰り温泉あり)

 この後夕闇を待って天文台へ行くつもりだったが、生憎上空を雲が覆い星が見えそうに無いので諦めた。今夕の食材を到達し温泉で身体を暖めた後は、トランプゲームなどして楽しい夕餉を過ごした。

コメント
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