3月8日(火)
「現代人は一寸スマホのやり過ぎじゃないか。」と思うのは、私がガラケーしか持たぬ人間だからだろうか。先日もハイキングに行く為早朝のローカル電車に乗った時、居合わせた10名程の乗客全員が一斉にスマホやタブレットを覗く姿を見て、集団催眠にでも罹っているのかと一寸異様に思えた。
最近は電車内はおろか往来でも大半の人がスマホを見ながら歩いており、それがありふれた光景になっている。以前テレビでやってたアンケートでも、某女子高生などは「一日12時間以上やってるの。」と自慢げに応えていた。誰も彼もがスマホの虜になる現状に、宇宙からスマホ依存の暗示波でも降り注いでいるのかとさへ思えてしまう。
スマホは確かに素晴らしいアイテムで現代生活に欠かせぬものなんだろうけど、あまりにも依存の度が過ぎているのではないだろうか。特に若い人達は人生の礎を築く貴重な時期に、もっと他にやるべき事が多々あるのではと老婆心ながら憂いてしまう。
まあこんな説教じみた事、70年近くただ漫然と生きてきた私が言っても説得力が無かろうし、要らぬお世話と言われそうだ。視点を変えて、あの時ローカル電車で乗り合わせた乗客達の目から見れば、皆がスマホをやってる中、何もせずにボケーッと座ってる老夫婦(我々の事)の方こそ異端者に見えたのかも知れない。