Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

川越プチ観光

2016年04月07日 | 旅行

 4月7日(木)

 

 一昨日のブログで「テニスが出来ぬならいっそ雨よ降れ。」、何て念力をかけたもんだからこのところよく雨が降る。そんな中、昨日は珍しく小春日和の好天だったので、予てより「花見に行こう」と言っていた妻と二人で川越へ桜見物を兼ねたプチ観光に出掛けた。

 川越駅の東口から歩き始め、ありふれた商業地や住宅街を抜けて片道2車線の国道16号に出る。騒々しい国道をしばらく進むと新河岸川が流れに出会う。ここから始まる約1キロ続く川沿いの桜が美しい。観光スポットでないから行き交う人も少なくノンビリ花見を楽しめた。

 桜と菜の花のコラボが美しい。

 国道407号にぶつかると川は左に曲り、しばらく行くと木々がこんもり繁る初雁公園で、園内には川越城本丸御殿や野球場、博物館等がある。ここも観光スポットだから訪れる人も多い。

 この少し先から続く川沿いの桜が一番見事だった。その桜並木の中程にヤオコー美術館がある。小さな建物だが洒落た造りで、中には喫茶室もあり料金も300円と手頃だから休憩するにはちょうどいい。ちょうど三栖右嗣という日本画家の絵が展示されていたけれど、絵心の判らぬ者が論評しても時間の無駄だから省略する。美術館を出ると更に川を遡る。

 氷川神社近くの桜並木

 ヤオコー美術館

 美術館を出て更に川を遡る。歩いていて感じたが、新河岸川は市街地を囲むように流れている。これは城を護る為に昔の人が人為的に流れを変えたのではないだろうか。氷川神社を過ぎた辺りで川は北西から南西へと向きを変えた。

 道灌公園先の高沢橋を左に曲ると川越一番の観光名所、菓子屋横丁や蔵造りの街並みがある。その一隅に大正時代の面影を残す洒落た洋風の建物があり、太陽軒というレストランが営業していた。

 レストラン「太陽軒」

 

 先程訪れたヤオコー美術館とこのお店が妻のお目当てだったが、ランチメニューは1900円の定食のみで、私はソコソコ満足したけれど肉嫌いの妻はヤヤ不満げだった。

 ランチの後は徳川家所縁のお寺「喜多院」へ向かう。広い境内には見頃の桜が咲き多くの露店もあって、シートを広げ花見を楽しむ沢山の人がいた。その後、川越一の繁華街クレアモール通りを抜けて川越駅に戻り、約5時間、交通費一人490円のプチ観光を終えた。

 喜多院の桜

 何度も訪れている川越の街はけっこう見所も多いのだが、観光地としてはイマイチ名が知れ渡っていない。その原因として埼玉県民のプレゼン力の無さもあるだろうが、都内の池袋から電車で僅か30分というアクセスの良さが、逆に旅情を掻きたてぬというマイナス要因になってるのではと、旅行コメンテーターとしての私は推測しておるのだが。

コメント
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