4月12日(火)
先日、男子競泳の北島康介が引退声明を出した。選手寿命の短い水泳競技で五輪2大会連続金メダル等は正しく偉業で、日本人スイマーとしては空前絶後の偉大な選手だった。又最後まで挑戦を続ける姿勢と飾らぬ人柄も人々に感動を与え、正に日本スポーツ界の歴史に残る名選手である。
それに引きかえあまりにも不甲斐ないのが日本の男子バドミントンだ。長らくの低迷を脱しやっと世界トップクラスの選手が現れたと思ったら、その張本人が違法賭博で処分をくらった。競輪、競馬、パチンコ等合法的な博打を楽しめば良かろうに、何で怪しげな賭博に手を出したのかその心情が測りがたい。
ただ博打という行為は直接他人に迷惑を掛ける訳では無いし、合法的なものと認める国も数多くある。過って自民党議員だった政界の暴れん坊、浜田幸一先生などはラスベガスの賭博で数億円負けたと笑い話になった。
賭博は法に反する行為とは言っても、多くの人が花札やトランプ麻雀などで賭けをした経験があるだろう。私も正直それ程の悪事と言う認識が無い。
先般プロ野球巨人軍選手の違法賭博行為が発覚した直後でもあり、主導的立場だった田児選手の無期限登録抹消は仕方ないとしても、6回行って50万円負けたという桃田選手の無期限出場停止処分は、初犯でもある事だしもう少し情けを掛けてあげてもとよいのではと思わぬでない。
彼には1千万円単位の制裁金と今後1年間の賞金没収、そしてリオの五輪には行かせてやるが(IOCと国際バドミントン協会が認めればだけど)必ず優勝しろ。金メダルを取ったらお前の処分をチャラにしてやる。・・・とこんな処分でどうでしょう。
これも一種の賭けだから、勝負事の好きな桃田君は必死で戦うんじゃなかろうか。それにやってもらわん事にゃ、今まで彼に託した選手強化費という国費が勿体ない。