Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

佐渡、アオネバ登山口からドンデン高原へ

2016年04月26日 | 山歩き

4月24日(日)     天気=雨後晴れ

12:25アオネバ登山口→ 12:45落合→ 13:08ユブ→ 13:33~38アオネバ十字路→ 13:55~14:15ドンデン山荘→ 14:25~30尻立山→ 14:38ドンデン山荘

 

 今年初めての三百名登山は尾瀬の景鶴山を予定していたけれど、尾瀬の山小屋に問い合わせると「今年は異常に雪が少なくて、もう登山はできません。」と言われたので急遽予定を変更し、佐渡の金北山を登る事にした。

 09:20新潟港発のカーフェリーに乗船するつもりで朝4時頃我家を出発した。余裕と思っていたが、新潟市内で「G7主要国農相サミット」が開催されており特別警備中の検問に足止めされ一時は乗船できないのではと焦った。

 新潟港を出港

 しかし間に合って佐渡汽船の「ときわ丸」は予定どおり新潟港を出航し、予定通り12時頃に佐渡島の両津港に接岸した。港で昼飯でも喰ってからと思ったが、タクシーの運転手に声を掛けられ、すぐにアオネバ登山口へ向かった。車中運転手さんとの会話によれば「今年は佐渡でも異常に雪が少なく、ドンデン高原と金北山間を縦走する登山者もポツポツいる。」と言う。そして「明日横山登山口へ下山の予定」と話したら、「携帯の通じる所で電話をくれたら迎えに行きますよ」と名刺をくれた。

 両津港に到着(左奥の高山が金北山、右端奥がドンデン高原)

 タクシーは20分程でアオネバ登山口に着いた。(タクシー代2830円)佐渡の土を踏んでロクに見物もせぬうちに奥深い山中に連れてこられた。しかし天気は良いし、船内でノンビリできたからヤル気満々で快調に歩き始める。

 アオネバ登山口

 アオネバという地名は漢字だと「青粘」で、青っぽい粘土状の地質が見られる事からきてるのだろうか。沢沿いの登山道は数多くの花が咲いている。コイワカガミやカタクリ等(花オンチの私はこれ位しか知らぬ。)そして育ち過ぎたコゴミの群生も凄い。道沿いの木々も美しく山桜が霞のように咲いている。

 白や青の花々とコゴミの群落

 沢沿いに登山道は続く。

 道沿いの山桜

 右へ緩やかに曲がりつつ登って行くとだんだん沢水も細り、やがて残雪を踏んで稜線縦走路のアオネバ十字路に達した。登山口からここまで標高差480mを約1時間かかった。ここを右折して登山道を少し行くと廃道化したような林道となり、その道を3~4回クネクネ曲って進むと大佐渡山脈を横断する佐渡縦貫道路(通称大佐渡スカイライン)に着いた。ここが金北山縦走路の入り口で立派な標識が立っている。

 登山道上部にあるユブという地点

 アオネバ十字路(食べ頃のフキノトウが一杯咲いてた。)

 金北山縦走路入口

 舗装された道路沿いにしばらく歩き、13時55分今宵の宿ドンデン山荘に着いた。登山口から1時間半の道程だった。時間も早いので宿で宿泊の手続きを済ませると、荷物を預け空身でドンデン高原の最高地点、尻立山へ向かう。山荘真上のテレビアンテナ塔が建つピークに登り、そこから緩やかに降って登り約10分程で尻立山(980m)に着いた。

 テレビアンテナ塔のピークから尻立山

 ドンデン高原最高地点、尻立山山頂

 

 山頂からは360度の大展望、西に明日目指す佐渡島最高峰の金北山が大佐渡山脈の奥に聳え、眼下には日本海の大海原が広がる。素晴らしい眺めだったがビールの誘惑に負け、写真を撮り終えると山頂を後に急いで山荘へと戻った。

 山頂から金北山(左奥の山)

 ドンデン山荘は眼下に両津市街地を望むドンデン高原の一角に建ち、絶景の宿だ。山小屋というより立派な宿泊施設で料金は素泊りで4500円とリーズナブル、私の部屋は小さいながらも個室のベッドで、同宿者にイビキで迷惑を掛けずに済むと安堵した。

 ドンデン山荘(車でも簡単に来れる。)

 そして立派な浴室もあり、山歩きの汗を流せたのはありがたかった。風呂から上がると屋外の展望テラスにただ一人陣取り、ベンチでコンロに火をつけ食事の準備をする。夕食のメニューは「オデン」「牛肉缶詰」「漬物」「焼きソーセージ」「干物のツマミ」と「赤飯」、眼下の両津湊を眺めつつビールを飲めば何とも言えぬ贅沢な気分である。ドンデン山荘は実に快適な山宿だが、来週から当分の間は満室が続くという。明日の早立ち備えて午後8時頃就寝した。

 山荘のから両津港の眺め

 

コメント
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