11月10日(火)
膝の治療を受ける為、2週間ぶりに都内十条にある永振クリニックを訪れた。通勤タイムのピークを過ぎた9時過ぎに出掛けたが、電車内は立っている人も多くかなりの混みようです。巷では新型コロナ感染の第3波が危惧されているというのに、こんな状態で大丈夫なのだろうかと不安になる。
今日は治療が早く終わり、10時半過ぎにはクリニックを後にした。天気は良いし、さて何処へ行こうとかと考え、映画寅さんでお馴染みの柴又帝釈天へ行ってみる事にした。
日暮里駅から京成電車に乗って、寅さんの故郷柴又駅に着いた。駅を出ると寅さんと妹さくらの像が来る人を出迎えてくれる。観光案内所の横を通ると入口ゲートがあって、直ぐに柴又帝釈天前の参道商店街が始まる。
柴又駅
駅前の寅さん像
同じく妹さくらの像
参道の入口ゲート
道路を渡って2番めのゲート
参道商店街のマップ
商店街は、映画のイメージよりこじんまりした印象だ。映画でお馴染みの「とらや」や「高木屋老舗」などの甘味処、その他お食事処やお土産店などが軒を連ねている。
とらや
高木屋老舗
帝釈天へ向かう参道
商店街の奥に、「柴又帝釈天」の前門が風格を湛えて建っている。此処も映画で思ってたよりこじんまりした印象だが、お江戸の風情を色濃く残している。せっかく来たので本堂内にお参りし、御朱印書(300円)を購入する。
柴又帝釈天前門
柴又帝釈天本堂
御朱印書
お参りを終えると東へ向かって数百m歩き、広々とした江戸川河川敷に出る。此処も映画の中で寅さんがよく歩いていた場所だ。河川敷を下流側へ少し降ると堤防下に「葛飾柴又寅さん記念館」が建っている。入館料は大人500円(シニアの私は400円)、寅さん映画は殆ど見ている私は、実のところ今日は此処を一番の楽しみにしていた。
江戸川河川敷
江戸川の下流側
寅さん記念館入口
館内には寅さん映画の思い出シーンや品々、映画のセットやロケ地のシーンなどが展示され、寅さんファンにとってはとても楽しく懐かしい場所でした。併設している「山田洋次ミュージアム」も見所が多く楽しめます。
館内の展示コーナー
同 上
柴又商店街のミニチュア
映画のセット(とらや食堂)
同上「とらやの居間」
同上「隣の印刷工場」
山田洋次ミュージアム内
同 上
スクリーンの中の寅さんやおいちゃん、おばちゃん、隣のタコ社長、そして帝釈天のご住職、皆居なくなってしまったが、下町情緒豊かな柴又帝釈天界隈には、下駄を履いてカバンを持った四角い顔の寅さんが、ひょっこり歩いていそうな名残りが漂っていて、楽しくてチョット切ないひと時が過ごせました。