先日テニス仲間のMさんに会った時、「高麗川の水が涸れていたよ」と言ってスマホの写真を見せてくれた。それは2月12日に撮られた写真で、見ると流れが尽きて川床が干上がっている。
坂戸市内の高麗川(2月12日)
同 上
我々がいつもテニスをやっている河川敷コートの傍を流れる高麗川は、奥武蔵の刈場坂峠付近を源流に、越辺川と合流し荒川へと注ぐ全長約40kmのソコソコ大きな支流です。
刈場坂峠下の高麗川源流碑(2,017年12月21日)
30年以上この辺りで暮らしているが、その高麗川が涸れてしまった何て今まで聞いた事がない。確かに今年の冬は冬型の気圧配置が強くて、関東平野はカラカラの晴天が続いた。
川の流れが消える程雨が降らなければ、水不足が懸念されてもおかしくないのに一向にそんな声は聞かれない。今は水道施設が充実して、荒川本流や利根川辺りの水を供給できるからだろう。これがもしも江戸時代だったら、我々住民は今頃必死で水神様に雨乞いしているところだった。何だかんだ言っても良い時代に生まれたものだと思います。
その後どうなったか気になったので2月19日に高麗川へ行ってみたら、清流が蘇っていた。これはたぶん2月15日にまとまった雨が降ってくれたお陰で流れが復活したんだろう。
坂戸市内の高麗川(2月19日)
なお掲載された写真は全てMさんが撮ったもので、ご本人の了解を得て載せました。Mさんはバードウォッチングで高麗川へ行ったようで、野鳥の写真も送ってくれたので、それも一緒に掲載します。
アオサギ
ツグミ
コサギ