最近我家でテレビを観ていると、突然映像が途切れる故障が幾度か発生した。その時は一度電源を切ってしばらく時間を置き、再びスイッチをONにすると正常な映像に戻ったので騙し騙し使っていたが、しかし故障の頻度がだんだん早まってきた。このテレビはパナソニック製のプラズマテレビで、8年前に買ったからそろそろ寿命なのかも知れない。
インターネットの世の中で、若い人など「テレビはもう必要ない」と言ってる話をよく聞くが、会話の少ない寡黙な老夫婦には沈黙の隙間を埋めるツールとして、テレビは必需品で欠かす事はできない。もう買い替える時期だと思い、近隣のケーズデンキへ行ってみた。
コロナ時代の巣ごもり需要なのか週末の店内はかなりの賑わいぶりで、テレビの販売コーナーには4K、8Kなど高性能大型テレビが所狭しと展示されていた。我が家ではソコソコ綺麗な映像で、DVDの録画や再生ができればOK、それ以上の性能は必要ない。
そんな希望を店員さんに話して勧められたのが、「40インチの東芝製レグザ液晶テレビ」だった。配達・接続料込み5万円ポッキリでよいという。予想してたより安い価格で「下手な考休むに似たり」という諺もあるから、結局勧められたテレビを買う事にした。
そして翌日には我家へ届けられ、その場で接続も済ませて観る事ができるようになった。新旧のテレビを比較してみると、おニューは、重さが7.5キロで旧の約四分の一、年間消費電力も60kwtでこれも旧の約四分の一、8年間の歳月でこれだけ省エネ軽量化が進んだという事なんだろう。
しかし映像については高級機種で無いせいもあるだろうが何だか白っぽい映りで、古いプラズマテレビの方が色彩に深みとコントラストがあるような気がした。
マアこれで、故障に煩わされる事無くテレビを観る事ができるようになり、オリンピックも楽しめるでしょう。ところで今テレビに関わる事で一番不満に思うのは、昔に比べて面白いと思える番組が殆ど見当たらなくなったという事です。こんな調子じゃいずれテレビは、技術革新の中で淘汰されてしまうでしょう。
古いパナソニック製プラズマテレビ
新しい東芝製レグザ液晶テレビ