登山に使う道具の中で、背中に背負うザックは最も重要なアイテムといえるでしょう。そのザックも山行の状況によって、幕営山行用や小屋泊り&日帰り山行用、軽ハイキング用などと使い分けしている。
ザックの中でも使用頻度が一番高いのが小屋泊り&日帰り山行用のザックで、登山を始めてからもう何度買い換えたか判らないほどです。最近まで使っていたのがミレー製のザックで、7~8年前に神奈川県に住む義兄から「俺はもう山をやらないからこれを使ってくれよ」と譲り受けたものです。
身体に凄くフィットしてとても使いやすいザックだったのだが、長年の酷使でバックルは壊れちゃうし嫌な臭いも滲みついてきた。そんなこんなでソロソロ買い替え時期ではと思い、ネットショップを閲覧したり登山用品の店を訪れたりして新しいザックを探した。
そして選んだのがモンベル製のチャチャパック35リットルというザックで、税込み約2万円で購入した。チャチャというネーミングは、現在ロシアに占拠されているクナシリ島の最高峰チャチャ岳から名付けられたようです。
購入後何度か登山で使ってみたが、以前のミレー製ザックに比べて本体重量は軽く収納スペースも多い。身体へのフィット感も抜群で背負いやすく、登山用具も日々進化しているんだなあと実感しました。このザックが、半世紀続いた私の山歴の最後を飾るザックとなるんだろうと思います。