Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

群馬県、赤城山駒ヶ岳登山

2021年10月21日 | 山歩き

10月19(火)      天気=曇り一時雨

08:47利平茶屋森林公園駐車場→ 09:181207mピーク→ 10:10鳥居峠分岐→ 10:40~11:10駒ヶ岳→ 10;33鳥居峠分岐→ 10:45鳥居峠→ 12:05~12:27覚満渕→ 12:36鳥居峠→ 13:20利平茶屋森林公園駐車場

 

 「久しぶりに山へ行きませんか。」と山友のJさんからメールが届いた。事前の話でJさんがよく行く赤城山東面には、あまり人の歩かぬバリエーションルートがあるというので赤城山へ行く事にした。

 朝の6時二人で我が家を車で出発し、関越道~北関東道を経由して8時半過ぎに登山口の利平茶屋森林公園駐車場に着いた。広い駐車場には我々以外誰もいない。以前此処には赤城山の鳥居峠へ登るケーブルカーが操業していたが、アクセスの悪さが災いしたのか、今は廃業し訪れる人も少ないようだ。

利平茶屋森林公園駐車場

 駐車場からすぐに尾根道の取り付けだが、何処が入口かハッキリしない。強引に突き進むと目印となるピンク色のテープがあり、薄い踏み跡が続いているのを見つけた。

ハッキリしない道を登って行く

 踏み跡沿いに目印のテープが点々とあるので迷う事は無い。駐車場から樹林帯を30分ほど歩くと地図上の1207mピークで、鳥居峠へ向かう道が左へ分岐していた。

1207mピークの標識

 1207ピークを過ぎると傾斜がきつくなり、岩場のトラバースや細い岩尾根など道も険しくなってくる。展望の効く所で仰ぎ見ると、稜線は灰色のガスに包まれて、あまり天気は良くなさそうだ。山麓の景色もうすぼんやりとしか見えない。

大岩横をトラバースする

細い岩尾根を行く

登山道から稜線

登山道から山麓の眺め

 1207mピークから約50分で、鳥居峠からの道が合流する地点に着いた。此処から傾斜も緩やかになって、歩き易い道になった。霧を伴う冷たい風が樹林に水滴を張り付かせ、それが雨滴のようにポタポタと我々に降り注ぐ。

鳥居峠分岐手前(傾斜が緩んできた)

鳥居峠分岐

分岐を過ぎると道が良くなった

 大洞分岐を過ぎると、何組かの登山グループとすれ違うようになった。10時40分駒ヶ岳の山頂に到着、計画では山頂から東南へ向かう尾根を降る予定だったが、今にも雨が降りそうな天気だったので、変更して鳥居峠経由の一般登山道を降る事にした。

大洞分岐

駒ヶ岳山頂

 駒ヶ岳から鳥居峠へ降る途中で可愛いチビッ子達の団体登山とすれ違う。チビッ子共は元気一杯の声で「こんにちは」と挨拶してくれる。健気に頑張る姿に眼を細めたが、短い足で急な降りの道は大丈夫だろうかと気にかかった。

鳥居峠分岐へ戻って来た(右の道を降る)

 鳥居峠分岐まで戻って、ここから鳥居峠へ降る道に入る。この道はあまり歩かれていないようで、踏み跡は薄かった。分岐から10分余で広い駐車場と食堂・売店が在る鳥居峠に着いた。

鳥居峠へ着いた

鳥居峠(ケーブルカー山頂駅を改修した食堂・売店の建物)

 峠から霧の中に水を湛えた覚満渕へ降って湖岸をグルリと一周し、湖の畔でランチタイムとした。今日は訪れる人も僅かで、霧を湛えた覚満渕の眺めは幽玄な雰囲気だった。

霧の中の覚満渕(尾瀬のような雰囲気)

同 上

同 上

 休憩を終えると覚満渕を離れ、鳥居峠からケーブルカーの架線跡の急な石階段を降って行く。この道はだんだん荒廃しているようで、いずれ通行止めになってしまうだろう。

架線跡を降る

 架線跡が途切れた地点で、鳥居峠からの登山道と交差し、以後は山腹沿いに刻まれた登山道を降って行く。やがて右手下に赤い屋根の建物が見えてきた。その建物はケーブルカー山麓駅跡で、駅前の駐車場へ降り着いた。

架線跡と登山道が交差する地点

登山道沿いの沢

ケーブルカー山麓駅跡の建物

 駐車場からクネクネ曲がる車道を数分進むと、バンガローが幾つも建つ森の中のキャンプ場に着き、キャンプ場の中を突っ切って車を停めている駐車場へ戻って来た。

キャンプ場入口の管理棟

水沼駅に隣接する水沼温泉センター(大人料金600円)

 車に乗ると渡らせ渓谷鉄道の水沼駅温泉センターへ向かい山の汗を流す。地元の入浴客が殆どだが、ヌルっとした湯質は中々心地よかった。温泉を出ると一般道を走って午後5時過ぎには我家へ戻った。

 パッとしない天気だったが、Jさんが案内してくれた今日のコースは静かで変化に富んだ道で面白い山歩きができた。夕刻に地元の居酒屋で、次は何処へ行こうかと山の話をつまみに二人で楽しい祝宴となった。

コメント
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