3月5日(日)
日曜日の朝、「たまには、とき庵の蕎麦を食べに行かない?」と妻が言った。とき庵は奥武蔵山麓のときがわ町に在る、美味しいと評判の蕎麦屋さんです。しかし我が家から20数キロ離れているのでしばらくご無沙汰していたが、ドライブがてら行ってみる事にした。
休日とあって国道や県道など主要な道は混雑していたが、裏道を縫って走ったので、11時過ぎにはとき庵に到着した。店の看板を見るとオープンは11時15分からで、駐車場には既に先着の車が1台待っている。
ときがわ町のお蕎麦屋さん「とき庵」
入口前の椅子で待っていたら、次々と車がやって来て店先に行列ができた。待つ事10数分、入口にのれんが架かり、営業開始のお店に一番乗りで入る事ができた。
椅子に座ると、一番人気の「天ぷらもり蕎麦¥1420円」を二人分注文した。届いた蕎麦は黒い太麺で、風味&噛み応え共に五つ星の美味さです。若い人では少し物足らぬかも知れないが、我々老夫婦には丁度良いボリューム感でした。
とき庵の「天ぷらもり蕎麦」(器も凝ってます)
食べてる最中も、訪れる客の姿は絶えません。最近はネットのグルメ情報で評判が良いと、ワザワザ遠方から訪れる人も少なく無いようです。待ってる人に悪いので、食べ終わったら早々に店を出る。
せっかく来たからときがわ町のプチ観光で、山岳寺院の「慈光寺」をお参りし、美味いと評判の「とうふ工房わたなべ」に立ち寄ってお土産を買った後、我が家へ戻りました。
慈光寺の観音堂へ参拝する石段(転んだら一番下まで落っこちそうなほど急です)
慈光寺観音堂
境内の梅の木にメジロが留まって出迎えてくれた
人気の豆腐店「とうふ工房わたなべ}
ときがわ町は旧都幾川村と旧玉川村が合併してできた、奥武蔵の山懐に抱かれた風光明媚な所です。しかし名のある観光名所は見当たらず、強いて挙げれば堂平山山頂の「堂平天文台」か、坂東三十三観音霊場第九番札所「慈光寺」ぐらいだろうか。公的な交通アクセスも、無人のJR八高線明覚駅が一つあるだけで、高速道路インターからも離れています。
そんな何も無い「ときがわ町」が今人気で、移住する人が増えているそうです。都心から1時間ほどで行ける適度な近さと、奥武蔵の豊かな森と清流が人々を惹きつけるんでしょうかね。
・・「ときがわ町、何にも無いのに人気ある」・・