Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

摩周岳(カムイヌプリ)登山(詳細)

2015年09月01日 | 山歩き

8月20日(木)     天気=曇り一時雨

08:08摩周湖第一展望台駐車場→ 09:47西別岳分岐→ 10:20~30摩周岳→ 11:15西別岳分岐→ 12:39摩周湖第一展望台駐車場

 

 摩周湖は北海道を代表する観光名所だから、その外輪山最高峰の摩周岳から素晴らしい眺めを楽しめるのではと期待して、妻と二人で登る事にした。登山コースは登山口の第一展望台から摩周湖の湖岸南側をグルっと半周して摩周岳に至るが、片道7.2キロと距離はけっこう長い。標高差がそれ程無く緩やかなアップダウンの道なので、登山道と言うより湖岸遊歩道と言った方が相応しい感じだ。

 第一展望台の駐車場は登山者専用のスペースがあり、車を停めると気の良さそうなオジサンがやって来て駐車料金500円を徴収された。金を受取りながら「最近熊の目撃情報があるから鈴を必ず持って行くんだよ。」&「熊を目撃したら引き返しなさいよ。」とにこやかに教えてくれた。

 第一展望台の駐車場

 笹と岳樺の中に続く道は緩やかで歩き易い。左に摩周湖、右に釧路川流域の平原が望まれ素晴らしい眺めなのだが、今にも雨を降らせそうな雨雲が頭上を覆っているので何となく景色が重苦しい。

 笹と岳樺の道

 眼下に釧路川流域の平原

 最初は683mピークを目指しユルユルと登って行く。ここを越えると笹原の牧歌的な風景が拡がり、右手にゆったりとした西別岳、左手に鋭い摩周岳のピークが望まれる。

 登山道から西別岳

 同じく摩周岳(右奥の山)

 丘と呼べばいいようなピークを幾つか越えて西別岳分岐に着いた。若い外国人アベックが休んでおり、「グッドモーニング」と声を掛ける。この人達が今日最初に摩周岳を登ったようだ。

 西別岳分岐

 この先から摩周岳の東面を巻き気味に急登が始まる。しかしそれも長くは無く、分岐から30分程で摩周岳(857m)に到着した。5~6名も居れば満杯になるような狭い山頂からの展望は素晴らしいけれど、吹き渡る風があまりにも冷たく強い。ノンビリ休み気にもならず、写真を撮っただけで早々に山頂を辞し少し降った所で休憩する。

 山頂直下の急登の道

 摩周岳山頂

 山頂から摩周湖方面

 下山は来た道を戻るのだが、次々に登山者がやってくる。外国の人も多くて4~5組はいただろうか。中には殆ど空身の人もおり、あまりの軽装に違和感さへ覚えた。帰りの道も晴れたり曇ったり小雨が降ったりと、慌ただしい変な天気が続いた。

 ゆったりした下山の道

 登山口の第一展望台に戻ると大勢の観光客で賑わっていた。我々もその中の一人となって、先程登った摩周岳や手前に拡がる摩周湖の眺めを楽しんだ。何となくグレーな風景だけれど、何にも見えぬ霧の摩周湖より少しはマシだろう。

 第一展望台から摩周湖と摩周岳

 今日は涼しくて汗も掻いていないので温泉にも入らず、そのまま阿寒町の道の駅「阿寒丹頂の里」まで車を走らせる。ここには「あかんランド丹頂の里温泉」というレストランとホテルが併設された温泉があり、午後はここでノンビリ過ごし、その夜は道の駅で車中泊となった。

コメント
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