Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

新宿紀伊国屋サザンシアターで「國語元年」という芝居見物

2015年09月16日 | 映画・コンサート

 9月16日(水)

 昨日は久々に都内へ出掛け、新宿の紀伊国屋サザンシアターで公演された「國語元年」というお芝居を観てきた。これは妻が以前から観たいと予約していたものだ。

 この芝居、劇作家「井上ひさし」の作品で劇団こまつ座が主催している。主演の「八嶋智人」さんはテレビでもお馴染みだけど、他の出演者は聞き慣れぬ役者さんばかりだった。

 時代は文明開化の音がする明治の初め頃、八嶋智人演ずる「南郷清之輔」は文部省の官僚で、主である彼の屋敷で物語は進んでいく。その頃の日本は幕末から明治の世に移行したばかりで、全国各地の方言が入り混じり意志の疎通が中々うまくいかなかった。その状況を改善すべく、南郷清之輔は長官より「全国統一の話し言葉を制定せよ。」と命じられる。そこから家族や奉公人達を巻き込んで、彼の奮闘が始まる。

 とまあこういうお話がドタバタ&コミカルに展開する。上演中客席に笑いが絶えなかったが、正直言うと私はそれ程面白いとは思わず、「皆笑ってるから笑わなきゃ。皆拍手してるから、ここは拍手するんだね。」という感じ。前席の化粧塗ったくって着飾ったオバちゃん連中なんぞエライ盛上りようで、逆に白けてしまった。

 それより清之輔の妻役「朝海ひかる」さんがあまりにも顔が小さくスタイルが良いのにビックリ、思わず見惚れてしまった。後で調べたら彼女は過って宝塚娘役のトップスター、どおりで綺麗なはずと納得した。

 役者さんは皆さん芸達者でお芝居はソコソコに面白かったけれど、高額な入場料を考えたら、「もういいや。」という気持ち、本音を言うと芝居の面白さがよく判らないのだ。そりゃ「猫に小判」だよと言われるかも知れないが、私は「綾小路きみまろ」公演の方が絶対面白いと思っている。

 

追信・・・・見知らぬ方よりご指摘があり、朝海ひかるさんは娘役ではなく男役のトップスターであったそうです。 宝塚についてはトント無知なもので、すみませんでした。お詫びかたがた訂正させてもらいます。

 

 

コメント (2)
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