透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

注連縄

2014-01-14 18:31:29 | 日記

晴れ。最低気温-14.1℃、最高気温-3.1℃。

 連日の雪が塀のように積もり、自然の囲いに守られているかのような我家だ。今日も真冬日。自慢になるのか疑わしいが、本日で連続6日目となる。室内はストーブをつけているので、24℃くらいを保っているので、植物も元気だ。

  新年を迎えてから、あっという間に2週間が経つ。今は、午後4時を過ぎても外が明るい。日差しが日々永くなっているのだ。天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に引きこもり、世の中を暗闇が支配して皆が困り果てたという神話が、北海道で暮らす我身には実感が湧く。

 冬至までは日没が早まり、日差しもどんどん弱まって急に寒くなる。毎年、この時期は心細く、物寂しい思いがするのをいかんともなしがたい。太陽の恵みが有り難いという気持ちは、近代化され、住環境がかなり良くなった現代の私とて大昔の祖先とそう変わりはないだろう。
 天照大神が天の岩戸から出た際に、二度と戻れないように岩戸を縄でくくったのが注連縄(しめなわ)の始まりというのも、実に説得力があるなと思う今日この頃。

 新年を寿ぎ玄関に飾ったしめ飾りを取り外す。

コメント
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