晴れ時々雪。最低気温-16.4℃、最高気温-2.6℃。
シアター・キノという映画館へ出かけるときに、狸小路を歩くことになった。通りの両側にびっしり並んだお店を眺めたり、覗いたり、中に入って品ぞろえに食指を動かしながら歩くと退屈するまもなく映画館へ着いたのだった。私の記憶では初めなので、なかなか楽しい散策のひとときとなった。狸小路5丁目にはこのアーケード街の名前の由来となる狸大明神が祀られている神社があった。この神社は狸小路100周年を記念して1973年に建立されたそうだ。もとは別のところにあったが、この地に移動したとのこと。かわいらしいだけではなく、この狸には八つの徳(八徳)があるといわれ、参拝者も少なからずおられるそうだ。この日は外国からの観光客が写真を撮っていた。
《本陣狸大明神社(通称:狸神社)》
《狸小路商店街》
狸小路は札幌の中心部を、東西約1kmにわたって約200店が軒を連ね、西1丁目から西7丁目までが全天候型のアーケード街となっている。発祥は開拓使時代に遡る。1869(明治2)年、明治政府が「北海道開拓使」を札幌に置いたころ、現在の狸小路2・3丁目辺りに商家や飲食店が建ち並び始め、1873(明治6年)頃にその一角が「狸小路」と呼ばれるようになったという。