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今日は賢治さんが「雨ニモマケズ」で始まる独白を手帳に書き留めた日です。
賢治さんは昭和6年9月19日、大トランクに壁材料の見本を持って上京し、途中、仙台などに立ち寄り20日に上野に着いたものの、夜に発熱してしまいます。翌日、遺書を父母にしたため、27日には父政次郎に「最後にお父さんの声が聞きたくなった」と電話をかけます。驚いた父政次郎はあわてて手配し、賢治さんは病身のまま帰郷しますが、そのまま臥床することになりました。そういう中、昭和6年11月3日に「雨ニモマケズ」の独白は綴られたのです。
その「雨ニモマケズ」は3・11の東日本大震災の時に多くの人たちに口ずさまれ、癒しの力を発揮することになるのです。
ところで、昭和6年11月3日は明治節と言われていた日です。明治節というのは明治天皇の誕生日で、昭和2年(1927年)に制定され、昭和23年(1948年)に廃止されました。
今は文化の日となっているのですが、文化の日というのはどういう日なのでしょう。
広辞苑には「国民の祝日の一つ。11月3日。自由と平和を愛し、あり文化をすすめる日。新憲法公布の日。」とありました。
さらにネットで検索すると、YHOO知恵袋に詳細が記されていたので、その一部を引用させて頂きました。
昭和23年(1948年)7月20日に公布・即日施行された「国民の祝日に関する法律」では、「文化の日」は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日とされています。
「文化の日」の直接的な由来は、昭和21年(1946年)11月3日に日本国憲法が公布されたことにあり、日本国憲法が「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを基調にしていることから、この日を「文化の日」としています。
ちなみに、5月3日の「憲法記念日」は、憲法が公布から半年後の昭和22年(1947年)5月3日から施行されたことに由来します。
日本国憲法を貫いているのは「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことであり、今日は「国民の祝日に関する法律」により「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日だったのですね。穏やかな「文化の日」に野幌森林公園ふれあいコース、大沢口を経由して我が家へ戻りました。